0円ハウスにはじまり、数多くの著書、アート作品を生み出し、いわば生き方そのものが唯一無二のアート性を宿している坂口恭平。ジャンルの壁を超えて活躍する坂口が、いよいよ音楽の世界はとやってきました。これまでにも音楽は弾き語りの作品などを、動画サイトなどを通じて発表していたので、すでに彼の音楽に触れているひとは逆にびっくりするのかもしれませんが、初となるスタジオアルバム『アポロン』が1月24日（火）に発売されました。
メンバーには、透明度の高い歌声が印象的な寺尾紗穂、ceroのサポートメンバーを務める厚海義朗（GUIRO、OishiiOishii）をベースに、坂本慎太郎やEgo-Wrappinからの信頼も厚い菅沼雄太をドラムに迎えたアルバムです。
これまでにTwitter上で、ダンスナンバーからポップスといった、古今東西のさまざまなジャンルの曲を縦横無尽にアップしてきた、坂口恭平が自らが生み出したのはバンドミュージック。奇をてらわないメロディと、坂口と寺尾の見事なアンサンブルはグッドミュージックとしてしか形容しようがなく、日常に寄りそうな楽曲に溢れています。それは、光や風、空気のように、存在をことさら意識しない物質にも通じているような気がします。
そのアルバムより「休みの日」のミュージックビデオが公開。たった1日のレコーディング風景を撮影したドキュメントとも言えるビデオになっています。
アルバム発売を記念して描き下ろされた絵画「アポロン」シリーズとCDがセットになった、絵も描く坂口恭平ならではのスペシャルエディションが発売中。ジャケットのアートワークにも使われた絵が付いた、それぞれ1点限りの限定10セットとなります。こちらの絵も含めた展覧会「『APOLLON』 Kyouhei Sakaguchi Exbition」もから新橋「CURATOR’S CUBE」で、1月28日（日）まで開催中。原画には下記ナンバリングがされていますので、スペシャルエディションをご希望の方は、CURATOR’S CUBE(03-6721-5255)まで。原画はこちらのページよりナンバリングされた番号をお電話でお伝えください。
また、1月27日（土） 13:00から「HMV＆BOOKS SHIBUYA」にてインストアライブも行われるので、詳しくはこちらをチェックしてください。
「タワーレコード新宿店」では、2月4日（日）まで、生原稿、原画、アーティスト写真など、多彩な坂口恭平の表現作品が展示されます。
東京公演が発表されていたレコ発ツアーの大阪・名古屋公演も追加発表されました。大阪公演のゲストは後日発表される予定です。東京公演はこちら、大阪公演と名古屋公演はこちらを確認ください。
長年愛聴できる名盤であることは間違いありません。気になるひとはぜひ！
Text_Shinri Kobayashi
坂口恭平 1st Studio AL『アポロン』
リリース：1月24日（水）
価格：￥2,600+TAX
収録曲：
01. カレー屋
02. ゴルフ
03. 春のせい
04. 休みの日
05. あの声
06. かみさま
07. 春の亡霊
08. 声
09. 月のうた
バンドメンバー：寺尾紗穂、厚海義朗、菅沼雄太
『アポロン』シリーズ原画付CD (CDはサイン付き)
価格：￥120,000＋TAX
予約受付場所・連絡先：CURATOR’S CUBE
電話：03-6721-5255
「APOLLON」 Kyouhei Sakaguchi Exbition
会期：〜1月28日（日）
場所：CURATOR’S CUBE
時間：12時〜19時（会期中休なし）
http://curatorscube.com
Source: フィナム
