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米 New York 誌が創刊50周年記念として50名の世界的アーティストとのコラボカバーデザインを制作

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1968年に創刊された歴史あるアメリカの雑誌『New York』より、その50周年を記念してアメリカに所縁のある50人の著名アーティストを招聘。各々が1つずつ表紙デザインを担当し、10月までのおよそ1年間の表紙を制作した。

今回公開された8枚のカバーは、赤いボックスロゴで知られる芸術家のBarbara Kruger(バーバラ・クルーガー)や、コンセプチュアルアーティストHank Willis Thomas(ハンク・ウィルズ・トーマス)によるテキストベースの作品をはじめ、カラフルな色使いと言葉を連続させる作品で有名なコンセプチュアルアーティストMel Bochner(メル・ボックナー)、エロスとグロテクスを共存させたアートを生み出すMarilyn Minter(マリリン・ミンター)による表現に富んだものまで様々なデザインに。

Krugerによる“PRUMP/TUTIN”はアメリカのトランプ大統領とロシアのプーチン大統領を示唆しており、Thomasの“ALL LI ES MATTER(すべての嘘は問題である)”は人種差別問題に関するトランプ大統領の発言でアメリカで社会現象にもなった“ALL LIVES MATTER(すべての命が大切だ)”を皮肉ったもの。どちらも政治的な議題を作品に取り入れている。

一方、コンセプチュアルアーティストRob Pruitt(ロブ・プルーイット)はiPhoneの絵文字で“I ♥ New York”を表現、詩人/パフォーマンスアーティストのJohn Giorno(ジョン・ジョルノ)はニューヨーク・イーストヴィレッジ地区にある『New York Magazine』のオフィスまでの道を記し、そのNY愛を表現。また、日本人アーティストのオノ・ヨーコは白地に小さな文字で“Whisper to me(私に囁いて)”と一言、Mel Bochnerは青い背景に“OBLITERATE(消し去る)”のスタンプを重ね、ポップアーティストAlex Katz(アレックス・カッツ)はスマートフォンを持っている男性のスケッチを描き、Marilyn Minterは曇り窓に“HOME OF THE RESISTANCE(抵抗の故郷)”と書く男性の写真を撮影、それぞれの世界観と美学を反映させたメッセージを発している。

今後、ペインターのKerry James Marshall(ケリー・ジェームス・マーシャル)やタイ人現代アーティストのRirkrit Tiravanija(リクリット・ティラワニ)、画家のNina Chanel Abney(ニーナ・シャネル・アブニー)などといった他アーティストたちによるカバーも明らかになるとのこと。まずは是非上のフォトロールをスクロールし、それぞれの表紙に込められた今のアメリカに対する想いを感じ取ってみてほしい。

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Source: HYPE BEAST

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