HYPE BEAST
6年ぶりに「Jeep(ジープ)」Wrangler(ラングラー)がモデルチェンジした。だが今回は、マイナーチェンジにとどまる。エンジンは変わらず、台形ホイールアーチが息づくボクシーなフォルムもしっかりそのまま。大きく変わったのは、ジープ伝統の7スロットグリル(フロントグリル)とインフォテイメント(新12.3 インチタッチスクリーン)だ。個人的には、大きく変わらなくて良かったと思う。世の中には変えて良いものと、変わってはいけないものがあるかもしれず、ラングラーはまだラングラーでいてほしい。何を言いたいかというと、ほら、よく昔ながらのファッションブランドが、新たにクリエイティブ・ディレクターを迎えて、あれこれモダンにしちゃう。それはそれでクールで良いのだが、本来、このブランドの良さってこうだったっけな、と思うこともある。アジがなくなるというか。ラングラーはアジの塊なので無骨なままが正義。もちろん、同価格帯の最新セダンとか、そういうほうが快適なのかもしれないけれど、それとラングラーがガレージに2台あったら、ついついラングラーに乗る気がする。不思議と好きになれる“個性”が残っている。変わらなくて…