世界に散らばる種々の美しい空間、きらめきを活写し、多くの支持を得ている写真家、鈴木理策。
昨年、日本芸術写真協会と刊行した作品集『Water Mirror』は、ライフワークともいえる熊野での撮影の他、南仏のサント・ヴィクトワール山、セザンヌのアトリエ、桜、雪の作品群に続く、水面を主題とするシリーズ「水鏡」46点を収録しています。
この度、この『Water Mirror』に焦点を当て、オリジナルプリントの鮮やかな色調が印刷によってどのように再現されたのかを明らかにする試みが「CASE TOKYO」にて開催されます。
圧倒的に美しい鈴木の作品と真摯に向き合える、この貴重な機会をどうぞお見逃しなく。
Text_Ryo Komuta
鈴木理策「Water Mirror」
会期:2018年1月20日(土)~2月24日(土)
会場:CASE TOKYO
住所:東京都渋谷区渋谷2-17-3 渋谷アイビスビルB1
電話:03-6452-6705
開廊時間:火~土 / 11:00~19:00
休廊日:月・日・祝祭日
http://case-publishing.jp/news.html
オープニング・レセプション:1月20日(土)18:00-20:00
鈴木理策 x 田中義久トークイベント:1月27日(土)17:00-18:30
鈴木理策
1963年和歌山県新宮市生まれ。1987年東京綜合写真専門学校研究科修了後、写真による創作活動を始める。1998年故郷の熊野をテーマに初の写真集『KUMANO』を出版し、2000年『PILES OF TIME』で第25回木村伊兵衛写真賞を受賞。2006年より東京藝術大学美術学部先端芸術表現科にて教鞭をとる。作品はサンフランシスコ現代美術館、ヒューストン美術館、東京国立近代美術館、東京都写真美術館等に収蔵されている。
Source: フィナム