90年代を代表するテレビドラマシリーズ『ツイン・ピークス』や、映画『マルホランド・ドライブ』『インランド・エンパイア』など、圧倒的な映像美と独特な世界観、一度観ただけではわかりづらい難解なストーリー、個性的なキャラクターの面々など、デヴィッド・リンチの手がける作品は、他とは一線も二線も画した、唯一無二のものばかり。
2017年には、『ツイン・ピークス The Return』を世に送り、従来の『ツイン・ピークス』ファンのみならず、新たなファンを獲得しました。
ご存知のかたもいるでしょうが、彼は映像作品だけではなく、絵画、写真、音楽などさまざまな表現活動を行います。そんなところも彼のアーティスト性を物語るエピソードでしょう。
難解、ミステリアス、アナザーワールドとも言われるリンチの独特かつ、ダークな世界観をぼくらは、そういった表現活動を通してしか知ることができませんでした。しかし、彼自身が語る映像により、その世界観へより肉薄することができるかもしれません。
それが、2018年1月27日（土）から公開される、このドキュメンタリー映画『デヴィッド・リンチ：アートライフ』です。
[youtube https://www.youtube.com/watch?v=bgBs2U0fzJw&w=840&h=473]自作について多くを語ってこなかったリンチが、自分自身の人生について語るきっかけになったのは、2012年の末娘の誕生だったそうです。この映画は、人生を振り返る時期に来た父から、まだ（おそらく）リンチの作品を理解できない（であろう）幼い娘への贈り物でもあるというわけです。
2018年1月16日（火）18時から、アップリンク渋谷にて行われる、この作品の一般先行試写会へ、5組10名様をご招待します。
応募方法は、件名に「リンチ」と記入し、氏名、住所、電話番号を明記のうえ、1月7日（日）24時までに［presents@rhino-inc.jp］へメールをお送りください。当選者の発表は発送をもってかえさせていただきます（当選者には1組2名様分のチケットをお送りします）。
カルトの顔を自ら脱ぐのは、暴挙なのか、英断なのか…果して？
どれだけ名声を獲得しようと常に第一線に立ち続けるリンチの言葉。興味をそそると同時に、非常にずっしりと重く響くのではないでしょうか。何かを生み出す、生み出そうというひとたちは観ておいて損はない、そんな気がします。
Text_Shinri Kobayashi
映画『デヴィッド・リンチ：アートライフ』一般先行試写会
日時：2018年1月16日（火） 17：45開場／18：00開映
会場：アップリンク渋谷
住所：東京都渋谷区宇田川町37-18 トツネビル1F）
組数：5組10様
上映時間：88分
※上映終了後、風間賢二さん（幻想文学研究家・翻訳家）ゲストのトークイベントあり。
映画『デヴィッド・リンチ：アートライフ』
2018年1月27日（土）、新宿シネマカリテ、アップリンク渋谷ほか全国順次公開。
公式HP：http://www.uplink.co.jp/artlife/
©Duck Diver Films & Kong Gulerod Film 2016
Source: フィナム
