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「NASA(アメリカ航空宇宙局)」は7月11日(現地時間)、ハッブル宇宙望遠鏡の後継機であり、2021年12月に打ち上げられたジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が初めて撮影したフルカラー画像を披露した。この画像は、約46億光年離れた銀河団 “SMACS 0723”を写したもので、12.5時間かけて撮影したデータを数週間にわたって処理することで現像されたそう。ウェッブ宇宙望遠鏡のゴールドの全長6.5mにおよぶ主鏡と超高感度の近赤外線カメラによって、ビッグバンが起こった138億年前から6億年後に存在していた銀河の様子を捉えている。ちなみに、映し出された銀河が弧を描いているのは、遠くにある天体の像が手前にある天体の重力によって歪んで見える現象のことを指す重力レンズ効果によるもの。「NASA」はこの画像を“これまでで最も深くシャープに撮影しました”というキャプションを添え、『Twitter』にて公開している。さらに現在「NASA」公式サイトでは、「欧州宇宙機関(ESA)」、「カナダ宇宙機関(CSA)」、「宇宙望遠鏡科学研究所(STScl)」の代表者の国際委員会によって厳選されたペガサス座の方向に位…