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アンダルシア天体物理研究所とシカゴ大学のRafael Luque(ラファエル・ルケ)を筆頭とする研究チームが、太陽に比較的近い約33光年先の恒星を公転する2つの太陽系外惑星を発見したとする研究成果を発表し、大きな話題を呼んでいる。今回発見が報告されたのは、ふたご座の方向32.6光年先にある恒星 “HD260655”を公転する系外惑星 “HD 260655 b”と“HD 260655 c”で、2つの系外惑星はどちらも地球よりも大きな岩石惑星であるスーパーアースとみられている。地球に近いサイズの岩石惑星ということで生命の居住可能性が気になるところだが、表面温度は“HD 260655 b”が摂氏435度、“HD 260655 c”が摂氏284度と推定されており、居住に関しては厳しい環境だそう。なお、主星の“HD260655”は、半径と質量がどちらも太陽の半分弱(約0.44倍)、表面温度が摂氏約3,500度の赤色矮星とされている。研究チームによると、今回見つかった系外惑星は太陽からの距離も比較的近い星であることから大気の観測に適しており、本格的な観測を開始したJames Webb(ジェイムズ・…