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1000年以上の歴史をもつ“白鞣し革”をテーマにした期間限定のエキシビションが開催

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1000年以上の歴史をもつ姫路の“白鞣し革”を題材に、4組のデザイナー/アーティストが独自の視点で制作した作品を展示する期間限定のエキシビションが、東京と福岡のセレクトショップで開催される。皮革産業の盛んな兵庫県姫路市が発祥の白鞣し革とは、薬品を一切使用せず、塩と菜種油のみで仕上げた動物本来の肌色の革のこと。一度は途絶えかけたこの白鞣しの技術を、近年に現代の鞣し革職人 新田眞大氏が復活させた。歴史に裏打ちされたクラフツマンシップは、古来より「究極=完成されていない」と伝えられているため、白鞣し革は下地であり、無垢であるために、あらゆる可能性を湛えている。本プロジェクトでは、陶芸家の野口寛斉がペインティングを施した白鞣し革を素材に、〈Tomo & Co.(トモアンドシーオー)〉〈Aloha Blossom(アロハ ブロッサム)〉〈ITTI(イッチ)〉の3組のブランドが作品を制作。今回、野口氏が各ブランドへ提供した白鞣し革と自身の制作した陶器に描かれたいくつもの丸は、愛犬の余命を知らされたことを機に、氏が「輪廻転生」を願って円や魂をかたちにした作品シリーズに由来する。白鞣しに残る滲…

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