HYPE BEAST
イングランド・ニューカッスルをホームタウンとし、1893年に創設されたニューカッスル・ユナイテッド。プレミアリーグ好きの方々にとっては元日本代表・武藤嘉紀が2018〜2021年に所属していたことでおなじみだが、そうでない方々にとっては聞き慣れないクラブ名だろう。そんな同クラブがこのたび、突如として“世界で最も裕福なクラブ”となった。というのもニューカッスルは昨年から、サウジアラビア政府系ファンド「Public Investment Fund(PIF、パブリック・インヴェストメント・ファンド)」が主体となる共同事業体の買収対象となっていた。しかし、世界最大の人権侵害国と言われる同国政府が抱える人権問題およびプレミアリーグにもたらす影響が懸念され、リーグオーナー取締役会などが抗議し保留に。ところがここ数日で協議が急進し、10月7日(現地時間)にプレミアリーグが「サウジアラビア政府がニューカッスル・ユナイテッドを支配することがない法的拘束力のある保証を確認しました」と声明を発表。3億ポンド(約456億円)での買収が完了したことが明らかとなった。同共同事業体の推定資産は3,200億ポンド(約4…