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フランスの「IKEA(イケア)」が、パリ市民の昼寝文化を見直す新たな取り組みをスタートさせた。日本でも大企業を中心に数年前から導入されている“シエスタ制度”。シエスタとは、ラテン語の“hora sexta(6番目の時間)”を由来とするスペインの長い昼休憩のことを指しているが、現在では、ランチタイムとは別にちょっとした昼寝休憩を取り入れることで、その後の業務の生産性を向上させる制度とされている。午後に短時間でも睡眠をとると健康にも良いと科学的に立証されているが、フランスではスペースの不足からか、まだその慣習は広く受け入れられていない。その文化を変えるために「IKEA」は、9月初めにユニークな移動式の睡眠ポッド全8型をローンチ。電動自転車の運転手によって街中を移動しながら睡眠を取ることができるという黄色いボックス式のポッドの中には、マットレス、枕、クッション、羽毛布団を付属。さらには、好みに応じてカーテンや大きな窓付きのポッドを選択することができるそうだ(振動や騒音対策が気になるところだが……)。このサービスで30分間の眠りの旅に出たい人は、指定のハッシュタグを付けて、『Instagram…