「切れる」という言葉を連想させることから、ナイフを贈るなんて縁起が悪いと考える方も少なくないでしょう。
しかし、日本では古来から刃物は最高の献上品とされてきたそうで、幸運を切り開くものと考えられてもいるそうです。
そこで、庖丁工房タダフサと「中川政七商店」が共同で開発した、こんな美しく強いステーキナイフはいかがでしょうか。
“鍛冶の町”として国内外で知られる新潟県三条市で、昭和23年に創業した庖丁工房タダフサ。長年に渡り培われた鍛造技術を生かして、家庭用からプロ向けのものまで職人が1丁1丁、丁寧に仕上げています。
今回新たに開発された「ステーキナイフ」では、耐食性の強い鋼を使用。叩く回数を増やし硬く強い鋼にすることで、庖丁に劣らない切れ味を実現しました。
もう一つの特徴はこちら。一般的なステーキナイフの刃先とは異なり、見て分かるような波刃がありません。その理由は、刃付けの技術で、肉眼ではわかりにくいくらい細かなノコギリ状のギザギザした刃先になっているから。
この細かなギザギザが、焼かれた肉の硬い表面をグッととらえて切り込むきっかけを作り、スッと切り込んでいくことで、なめらかに切り分けることができるのです。
ステーキナイフが象徴するのは、少し豪華で楽しげなディナーの風景。贈り物だけではなく、もちろん自分用でもよさそうです。ぜひご注目を。
Text_Taiyo Nagashima
中川政七商店 表参道店
住所:東京都渋谷区神宮前5-43-7 1F
電話:03-3409-2260
www.yu-nakagawa.co.jp
Source: フィナム