HYPE BEAST
スペインの名門バルセロナの顔であり、象徴であり、誇りであるLionel Messi(リオネル・メッシ)が、クラブの上層部とのすれ違いに端を発し退団を要求した事件から約1年。当時は退団がほぼ確実と思われていたが結局のところ残留に収束し、クラブはリーグ3位に終わったもののMessi自身は30ゴールをあげ得点王に輝くなど、関係は良好に戻ったと思われていた。しかし、両者の間にできた溝は思ったより深かったようだ。複数の報道によると、バルセロナとMessiは2017年に締結した契約が6月30日(現地時間)をもって満了となり、延長を試みるもサラリー面を中心とする複数の問題で折り合いがつかず更新に至らなかったとのこと。これによりMessiは、7月1日(現地時間)より20年以上在籍したバルセロナの選手ではなくなった事実上の“無所属選手”に。ただ、本稿執筆時点ではクラブの公式サイトの選手名簿に彼の名前は存在している。今後、Messiは他クラブと自由に移籍交渉をすることが可能になった訳だが、なによりも移籍時の最大のネックだった巨額の移籍金が発生しなくなったことは大きいだろう。果たして34歳の“神の子”は新天…