HYPE BEAST
(筆者的に)世界で最もシンプルでカッコいい肩書きである“世界最速の男”の称号は、2008年からジャマイカの英雄スプリンター Usain Bolt(ウサイン・ボルト)のものとなっているが、もしかすると譲り渡す日はそう遠くないのかもしれない。6月26日(現地時間)、「2020年東京オリンピック」のアメリカ代表選考会を兼ねた大会が開催されたのだが、17歳の高校生 Erriyon Knighton(エリヨン・ナイトン)が男子200m準決勝で19秒88をマーク。これは彼が前日の予選でマークしたU-18の世界記録20秒04を自ら0秒16も更新しただけでなく、末續慎吾が持つ日本記録20秒03をも上回る凄まじい記録なのだが、なんとBoltが2004年にマークしたU-20の世界記録19秒93すらも塗り替えたのである。Boltの世界記録19秒19には0秒67も足りないが、17歳という伸び代を考えると“世界最速の男”はKnighton君の射程圏内にあると言えるだろう。ちなみにBoltの現役時代の相方は〈PUMA(プーマ)〉だったが、Knighton君は〈adidas(アディダス)〉と契約を結んでいる。Cli…