HYPE BEAST
今でこそ水質的な観点から信じ難いが、アメリカ・ニューヨークには1940年頃までハドソン川とイースト川の水を利用したプールや公衆浴場がいくつも存在していたのはご存知だろうか?最後のプールが閉鎖してから約80年、ニューヨーク拠点の建築家たちによる非営利団体「+Pool」によって再びイースト川にプールがオープンすることが決定した。「イースト川にプールがオープンする」とだけ聞くと単なる街角ニュースだが、「+Pool」が手掛けるのはいわゆる一般的な25mプールではなく、フローティングプールと呼ばれる川に浮かぶもの。彼らは10年以上前から建設を計画し、プールの壁に「EPA(米国環境保護庁)」が開発したバクテリアや汚染物質を取り除く最新の濾過システムを採用することで川から直接水を引くことが可能となり、その後、きれいにした状態で川に流すことで水質改善の役目も担うそうだ(1日約230万リットル)。また、上から見ると+の形をしたユニークなデザインで、各辺がスポーツ用、ラップ用、ラウンジ用、子ども用となっており、それぞれを分離して使用することも出来るという。ニューヨーク市も「川で泳ぐという失われた伝統を復活…