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Interviews:adidas Skateboarding 初の女性ライダー、ノラってどんな子?

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先日東京でも開催された、〈adidas Skateboarding(アディダス スケートボーディング)〉による“Skate Copa Court”。この東京での開催に、Mark Gonzales(マーク・ゴンザレス)らとともに初来日したのがNora Vasconcellos(ノラ・ヴァスコンセヨス)。〈adidas Skateboarding〉初の女性ライダーだ。ガーズルスケートボーディングシーンを牽引し、カリフォルニアの〈Welcome Skateboards(ウェルカム スケートボーズ)〉にも所属する彼女を迎えた〈adidas Skateboarding〉は、今後さらに幅広い層にスケートボーディングの魅力を伝えてくれるはず。男子顔負けの精神力と、女のコならではの明るくフレンドリーな物腰でイベントでも人気者だったNoraに、〈adidas Skateboarding〉に入るまで、これからのこと、そして普段の生活についてを聞いてみた。まだまだ少ない女子のスケートボーディング人口だが、彼女のスケートへの純粋で真剣な想いの中に、ガーズルスケートボーディングシーンの明るい未来を感じてほしい。

– ボストン出身で今はカリフォルニアで暮らしているようだけど、これまでのライフストリーを教えてくれる? 特にどうやってスケートボーディングに興味を持ったのか。

ボストンから30分くらいのマサチューセッツのペンブルックで育ったんだけど、ビーチが近いところなの。両親にスケートボーディングについて質問し始めたのが5、6歳だったかな。とにかく無我夢中だった。当時はニコロデオンのロケットパワーっていう番組で唯一スケートボードを見ることができて、私はただ Reggie Rocketになりたかったの(笑)。彼女は本当にイケてて、男の子たちよりも賢いキャラクターなの。それから1997年のクリスマスに、初めてスケートボードを手に入れたんだ。自然の中に住んでいたから、スケートできるような舗装された道路が家のすぐ近くになくて、11、12歳までは本格的にスケートボードはやらなかったの。

– サーフィンもしていたんだよね?

サーフィンもすごく好きになって少しやってたんだけど、サーフィンを本格的にやっていくのって結構お金が必要なんだよね。それで高校になる頃には、スケートボードを一番真剣にやってたわ。当時は地元の屋内スケートパークに行ってたんだけどね、周りはほとんどやんちゃな男の子ばっかりで怖かったから、私はスケートボードを抱えて角の方に行ったり、ちょっと年上の人たちとスケートしてたの(笑)。でもスケートは楽しかったからやめなかった。高校では週末にスケートして、平日は高校生をしてっていう二重生活だったんだ。友達はみんな陸上とか演劇とかしてたけど。

– そういうクラブ活動みたいなのには興味なかったの?

一時期水泳チームにもいたの。でもそのぶんスケートをする時間が削られちゃうから長くは続けなかった。初めてカリフォルニアに行ったのは2010年。そのあと高校を卒業して、1年間会社で仕事をしてみたんだけど、マジで辛かった(笑)。

– どんな仕事をしてたの?

グラフィックデザイン関係をと思って、大きな広告印刷会社で働いたの。生産現場の仕事で、ただただ大変だった。1年があっという間に過ぎちゃって、これ以上続けられないしこのままじゃ嫌だって思って、2012年にカリフォルニアに引っ越したの。その数ヶ月後、Welcome SkateboardsのJasonに会ってそこで働き始めたんだよね。もう4年くらいになるかな。2016年の9月にadidasと契約して、そこから今に至るまで、色々な場所に行って、スケートをして……。って感じかな。

– プロになって、adidas Skateboardingにも入ったことで、これから色々なことをする機会があると思うけど、何が一番楽しみ?

行ったことのない街に行けるのが好き。そしてカリフォルニアに帰れば『Thrasher』の撮影もあるから、モチベーションも高くいられるの。なにより常にスケートボーディングに関わっていられることが好きなの。数ヶ月に1回は新しいプロジェクトがあるから気持ちも弾むしね。

– よく一緒に遊ぶ女の子のスケーターは?

私のルームメイト、Cara-Beth Burnside(キャラベス・バーンサイド)や、ベストフレンドのNicole Hause(ニコール・ハス)かな。CB(Cara-Beth)はレジェンドだしNicoleはまだ20歳くらいなんだけど、いつも一緒にいてふざけてるの。すごく楽しい。Lacey Baker(レイシー・ベイカー)が西海岸に来る時はよくハングアウトするし、Vanessa Torres(ヴァネッサ・トレス)やSamarria Brevard(サマリア・ブレヴァード)も素晴らしいスケーターよ。みんな違ったバッックグラウンドを持っていて、いろんな影響を与えてくれるのが本当にクールだと思う。だってそんな女の子のスケーターグループは、私が育ってきた環境にはなかったから。サイコーな仲間たちだと思う。

– 女性スケートボーダーとしてのファッションのポイントってある? デートに行くときはどんな格好するの?

スケートでは私は動きやすくないとダメだから、大きいパンツ以外はもう履けない(笑)。メンズのディッキーズとかかな。ハイウエストでベルトとかしちゃえばフツーにカッコいいしね。色モノが好きだから、カラフルな色を着ることが多いなか。ラベンダーとかベイビーブルーとか。で、デートには最近お気に入りのブラックのCalvin Kleinパンツかな。ヴィンテージストアで見つけたんだけど、少しハイウエストのビジネスパンツって感じのシルエットなの。それにブラウスとかを合わせるかな。なんだか自分のスケート用コーディネートのドレスアップバージョンって感じだけど(笑)。

– Noraの1日のルーティーンってどんな感じ?

まず、朝起きて部屋にいる猫のLooを抱っこするの。太っててグレーがかったブチ模様の彼女は本当に可愛いの。多分エジプシャンマウが混ざってると思うんだけど。とにかく毛並みも輝いてて本当に綺麗な子なの。それからコーヒーショップとかに行って適当に食事を済ませる。ダメだよね(笑)。でも料理はできないの。ベジタリアンなんだけど、いつも外食だから健康的なのか何なのか(笑)。カリフォルニアに戻ったら、もうちょっとちゃんとしなきゃ。ていうかUber Eats使ったことある? 便利すぎて私たちホントによく使っちゃうの。あ、私の1日ね。そうだな、日によるんだけど、大体スケートトリップや遠出をしない時は、食事をしたらスケートのフィルミングプロジェクトに取り掛かることが多いかな。プリンスパークっていう大好きなスケートパークに行って1日中スケートをする時もあれば、仲間たちとビーチに行って2人くらい入る特大のカメの浮き輪を膨らまして遊んだり、サーフボードやボディーボードを持っていくこともあるの。カメの浮き輪はホントに大きいから、スケートしてなくても膨らませるだけで結構なトレーニングになる(笑)。そして夜になっても元気があり余ってたら、私たちのお気に入りのスポットに行くの。ヴィスタ カリフォルニアにあるバーなんだけど、毎晩9時からカラオケタイムになってて、特に9月はたくさん行ったわ(笑)。9月生まれの友達がたくさんいるから、誕生日を理由にね。東京でも絶対カラオケに行かなきゃと思ってる!

– カラオケで何を歌うの?

The Cranberries(ザ・クランベリーズ)の“Linger”♡

– Noraに憧れているガールズスケートボーダーたちにどんな声をかけてあげたい?

今彼女たちがスケートボードをやってるなら、すでに正しいことをしていると思う。だから楽しんでほしいの。そしてスケートボーディングでもそうじゃなくても、夢があるならそれを追ってほしい。純粋に大好きなことに打ち込んで、努力して取り組めば、最終的に素敵な結果や成果につながるものだから。

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Source: HYPE BEAST

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