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グラミー賞には早すぎた無冠のレジェンド16組

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HYPE BEAST

3月14日(現地時間)、「Recording Academy(レコーディング・アカデミー)」の主催する第63回グラミー賞授賞式が当初の予定から1カ月半遅れで開催される。今ほど個人が自由に情報を得ることができず発信力も持たなかった時代は、“世界で最も権威ある音楽賞”の受賞を世界中のアーティストが夢想し、リスナーも受賞作品=すばらしいことを信じて疑っていなかったが、それも今は昔の話。インターネットとSNSの発達により音楽を取り巻く環境は目まぐるしく変化し、作品価値は受け手と一緒に作り上げることこそが至高であり、机上で評論し順位付ける行為はそれがすばらしい作品であるほど滑稽に映るようになっていった。だがグラミー賞の選考委員会は時代の潮流を無視し順応を拒み、“彼らの耳には早かった”アーティストおよび作品に対し排他的な姿勢を見せてきた。そこで本稿では、これからのグラミー賞がよりよいものへと生まれ変わることを願い、時代の先を行き過ぎたことで蓄音機のトロフィーを1つも手にすることができなかった無冠のレジェンドたちを、ヒップホップシーン中心にご紹介。それぞれにコメントしていると数百行でも収まらないので…

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