HYPE BEAST
2020年東京オリンピックのメイン会場である新国立競技場の設計をはじめ、『根津美術館』や『GINZA KABUKIZA』なども手がけてきた日本を代表する建築家・隈研吾といえば、現代的なモダンデザインに日本伝統の木造建築技法である組木格子など和のテイストを取り入れた作風で知られている。そんな彼が長いキャリアの中で初めてデザインしたフットウェアが2019年12月に〈ASICS(アシックス)〉から発売されていたが、このたび新色が追加されることが決定した。“より少ない力で、より長く走る”をコンセプトとしたランニングシューズ METARIDEをベースモデルに、本来サイドにしかあしらわれていない〈ASICS〉ストライプを日本の伝統的な竹細工技法“やたら編み”の中に組み込み立体化しアッパー全体を覆うという、建築家ならではのデザインでヘッズたちの度肝を抜いたMETARIDE AMU。今回の新色はそのアッパーが、隈氏が人生で最も影響を受けた“サハラ砂漠での原体験”をイメージしたというサンドベージュに染め上げられているのだが、よく見ると各部で微妙に色の差異があり、これは木や砂で形作られるアフリカの自然の風…