先日、世界中のヒップホップファンが待ち望むEminem(エミネム)の新作アルバムタイトルを、Eminemも所属するヒップホップ集団D12の一員であるDenaun Porter(デナウン・ポーター)が『amazeballs』だと暴露したことが話題を集めたが、今回そのEminemの新アルバムタイトルの関する全く新たな、そして決定的とも思われる新たな噂が浮上。
Eminemと共に音楽レーベル「Shady Records」を立ち上げたことでも知られる敏腕音楽マネージャーのPaul Rosenberg(ポール・ローゼンバーグ)がInstagramに投稿したのは、「Shady Records」所属ラッパーのYelawolf(イェラウルフ)の新作アルバム『Trial by Fire』を写した1枚の画像。「Shady Records」の事務所から見える外の風景を背景に撮影されたその画像で注目するべきポイントは、その背景に写る街中に張り出された巨大な広告看板で、その広告では“REVIVAL”という名の医薬品がプロモーションされているのが確認できる。そしてその広告上の“REVIVAL”のロゴのEは鏡文字“∃”を使用。生粋のEminemファンであればここまでの情報でピンと来た方もいるかもしれないが、EminemのブランディングもまたEの文字左右反転させた鏡文字の“∃”を用いており、Paul Rosenbergはわざとこの広告画像をInstagram投稿に写り込ませ、この“REVIVAL”という単語こそが新アルバムのタイトルではないかと注目を集めているのである。
ネット上ではすでにその広告の全貌やオフィシャルWebサイトも特定されているのだが、その新作タイトルに関する疑惑を更に確固たるものにしたのは、Webサイトに記載されている「“REVIVAL”は“Atrox Rithimus”を患っている人々を効果的に治療します。もしあなたが他の方法を試していながら症状が緩和されていないのであれば、“REVIVAL”はあなたの耳にとっての音楽のような存在になり得ます」という説明文やプロモーション映像。説明文内の「音楽〜」の件だけでも充分に怪しいのだが、更に注目を集めているのは“Atrox Rithimus”と称される疾患もしくは病患はこの世に存在しないということ。更にWebサイトや広告上に記された電話番号に電話をかけると、ありきたりな感謝の言葉の後に続くのが「You only get one shot to beat AR」という自動音声メッセージ。これは明らかにEminemの代表曲“Lose Yourself”サビ部分の「You only get one shot, do not miss your chance to blow」というリリックをもじったものであり、その自動音声メッセージやWebサイト上のプロモーション映像のBGMに採用されている音楽は、Dr. DreがEminemを客演に迎えて2011年にリリースした楽曲“I Need A Doctor”のインスト曲なのである。
つまりこの医薬品“REVIVAL”の広告は、街中に張り出された巨大広告もこのWebサイトも含めてすべてがフェイクであり、医薬品の広告看板に見せかけたEminemの新作アルバムプロモーション広告ということ。まだそのリリース情報は一切明らかになっていないが、近日中に訪れるであろうその全貌が明らかになる日を楽しみに待ちつつ、とにかくその発端となったPaul RosenbergのInstagram投稿、そして“REVIVAL”のオフィシャルWebサイト(askaoutrevival.com)を自身の目でチェックしてみよう。
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Source: HYPE BEAST