HYPE BEAST
新ブランド〈SAINT MICHAEL(セント マイケル)〉も絶好調なデザイナー 細川雄太の率いる〈READYMADE(レディメイド)〉から、新たな試みとなる“椅子”が登場した。某名作家具をサンプリングしたこの椅子は、2020年8月25〜26日に開催されたバーチャルフェスティバル「TRANSFER(トランスファー)」にて発表されたもの。細川氏は、これまでに数々のアパレルやバッグを生み出してきたが「いずれは家具を作りたい」という想いを長年抱いた。“本来不要なモノとして破棄されていくようなものを循環させて価値のあるものに生まれ変わらせる”というブランドのコンセプトの元、海に捨てられたプラスチック廃棄物を取り巻く環境問題を考え、椅子の枠組はペットボトルの蓋をリサイクルした素材を使用。有毒ガスの発生を防ぐため、備長炭で焼いて蓋を溶かし板状に形成後、椅子へと生まれ変わらせているという。座面の部分は、職人がひとつひとつ丁寧に編み上げる籐(ラタン)を使用し、枠組みとのコントラストがポイントに。そこに同フェスのアートディレクションを担当するFutura(フューチュラ)によるペイント+サインが施され「T…