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Black Lives Matter運動とアメリカのブラックコミュニティを支援するためのチャリティー活動を実行中のスポーツウェア大手〈Nike(ナイキ)〉が、2020年第4四半期の収益レポートを発表した。コロナ禍の影響により、その収益は前年同期比38%減の63億ドル(約6,653億円)まで下落し、純損益は前年の9億8900万ドル(約1,044億円)から、180%減となる7億9000万ドル(約834億円)の赤字へと転落した。ロックダウン(都市封鎖)中の店舗閉鎖により、売上規模の大きい北米の苦戦が収益減に影響したことが伺えるが〈Nike〉は2021年に向けて前向きな姿勢を示す。とりわけ期待の高まる同社のデジタルプラットフォームは、2021年までに30%の利用者の増加を見込んでいる。同時に、店舗周辺エリアの会員データによって品ぞろえを変えていくコンセプトストア『NIKE LIVE(ナイキ ライブ)』を北米、ヨーロッパ、中東やアフリカなどに150~200店舗を増やすことで、売上高の利幅を上げながら、「Amazon(アマゾン)」などが提供するアフィリエイトサービスの経費を切り詰めていく意向。〈N…