HYPE BEAST
米津玄師が約2年半ぶりとなる新作アルバム『STRAY SHEEP』を完成させた。同アルバムには、“Lemon”から“感電”まで数々のヒット曲に加え、“パプリカ”と“まちがいさがし”のセルフカバーも収録されている。いまや日本のポップミュージックを背負う存在となった彼は、新作アルバムを下記のように語る。「宝石のようなものにしようと思った。宝石って、人間の手で発掘された原石が、いろんな研磨やカットを経て美しい形に辿り着くわけですよね。それって要は原石を傷つけることだと思うんです。美しく形を整えるということは、本質的には傷をつけることに近い。同じ様に、人間も、生まれた瞬間は球体で、そこから家庭環境や、友達付き合いや、いろんな外からの刺激によって傷がついていく。それによって光が反射する宝石になっていく。そんな風に思うんです」。表題曲の“迷える羊”やラストの“カナリア”など、新曲は全てパンデミックによって社会が大きく揺れ動く中で制作された。「新型コロナウイルスによって世界的に混乱が蔓延している中で、自分は何をするべきかを考えたんです。それは、やっぱり音楽を作ることだった」とコメント。様々な思いが込…