HYPE BEAST
先日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響からBanksy(バンクシー)のオークションへの参加者が急増?というニュースをお届けしたが、7月28日(現地時間)にロンドンの『Sotheby’s(サザビーズ)』で開催されるイブニング・セール“Rembrandt to Richter”にBanksy本人が自身の作品を出品したことが分かった。出品されたのは、2010年代のヨーロッパ難民危機を題材に描いた3つの油絵で構成される“Mediterranean sea view 2017”。もともとは2017年にベツレヘム(パレスチナ自治区内)にオープンしたホテル『The Walled Off Hotel』のロビーで展示されていた作品で、19世紀に描かれた海景の油絵に打ち上げられた救命胴衣やブイを描き足し、地中海を渡ろうとして亡くなった難民たちを表現している。落札予想価格は120万ポンド(約1億6000万円)で、収益はすべてベツレヘムにある病院の設備購入にあてられるという。Banksyの地元ブリストルも労働移民が多いことからか、彼(もしくは彼女)はこれまでも難民が多く集まるフランス・カレー…