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最注目若手ミュージシャン King Krule が若くしての成功やこれまでの葛藤について語るインタビューをチェック

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King Krule(キング・クルール)の名でもっともよく知られるであろう23歳の若きイギリス人ミュージシャン、Archy Marshall(アーチー・マーシャル)。2010年に当時15歳の彼はZoo Kid(ズー・キッド)の名義で音源をインターネット上に公開し、その天性のしゃがれたバリトンボイスで異彩を放つ新人アーティストとしてアンダーグラウンドシーンで話題に。2013年のデビューアルバム『6 Feet Beneath the Moon』ではその名を世に広く知らしめ、レーベル会社が争奪戦を繰り広げた。最近ではFrank Ocean(フランク・オーシャン)やKanye West(カニエ・ウエスト)からもオファーを受けたことを明かしていたそんな今最注目の若手アーティストを、今回『HYPEBEAST』がインタビュー。Archyの生まれ育った街であるロンドン・ペッカム近くのとあるパブにて、若くしての成功と葛藤、そして昨日10月13日(金)にリリースした最新アルバム『The Ooz』の制作過程などを語ってくれた。

僕は自分の音楽を常に信じていたと思う。だからある意味なんとなく予想はしていて。自分がかなりの時間を費やすそのもの全部に対して準備ができていなくて、それで突然たくさんの人が自分の音楽に触れて、聴いて、意見を持ったり、批評したり、分析したり、彼ら自身の経験になっていくっていう。

Beyoncé(ビヨンセ)やWillow Smith(ウィロウ・スミス)も惚れたというデビューアルバム『6 Feet Beneath the Moon』が成功を収めた後、Archyは一度スポットライトから身を引いた。自身の弟との音楽プロジェクトやEarl Sweatshirt(アール・スウェットシャツ)のプロデュースをはじめ、Frank Oceanからも声がかかるなど他アーティストのプロデュースを手がけ、King Kruleとしての活動を一時的に休止。その休止期間は彼にとって辛い時期だったという。

自分自身に対して、自分が作るものに関して不満を持っていたんだ。そんな時は自分が無能に感じて、する事なす事がクソなんだ。音楽的に僕は本当に無能だと感じていたよ。良い音楽がたくさん出てきて、自分はそれに対して何者でもなかった。その一部になりたくて、何か良いものになりたかった。展示会をやったり、本を作ったり、レコードも作ったんだ。今でも定期的にこの界隈にいるミュージシャンと一緒に制作するよ。だけど、あの時期は僕にとってまるで空虚だった。創作活動をしていたけど、それでもまだ自分に対して不満だったんだ。(中略)でも、その時期を通して自分が成長するのがわかった気がする。僕らは違うもの、違う結果に対して取り組んでいたんだ。クリエイティブな休止期間だったよ。

そして、最後にArchyは今回リリースされたニューアルバム『The Ooz』が完成するまでの道のりについても触れ、歌詞や曲作りのスタイルについても教えてくれた。

このアルバムを作る前にたくさんの曲(音)があったんだけど、それで何を作ればいいのかわからなかった。ただ悩まされて、翻弄されたよ。だけど思い立って、それを全部捨てて、「どうでもいい。こいつらについて考えるのはやめた。新しい何かをやらせろ」って感じでさ。僕はそれまでずっと型にはまっていたような気がしたんだ。そんな時、バルセロナから友達が来て、一緒に時間を過ごしたんだ。その時はまるで違う環境にいるように感じた。彼らと出会って、僕は音楽の見方が変わったよ。作業スペースに閉じこもって、サンプラーとラップトップに夢中で、スクリーンを見すぎていたことに気づいたんだ。オーガニックに誰かと音楽をやるってのは良かったよ。(中略)自分の作品を使って、自分を外の世界に連れて行くのが好きなんだ。空や海や広い景色に向かって。前まではもっと社会的なリアリズムとかストリートで見たこととかについて書いてたんだけど、社会的なシューレアリズム(超現実主義)になりたくて、俺はオイスター(オイスターカード)も小銭もないからバスに乗れないんだってことだけじゃなく、この世界から出たかった。

King Kruleのこれまでの記事は、こちらから。

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Source: HYPE BEAST

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