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Interviews:アントワープ発の気鋭ショップ VIER のボブ・フォーレンスが語るそのルーツとマインド

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ハイエンドなスポーツウェアから新鋭ストリートブランドまでのアイテムを網羅し、世界的ファッションデザイナーのRaf Simons(ラフ・シモンズ)のお気に入りストアとしても知られるベルギー・アントワープの気鋭スケートショップ『VIER』。そのオリジナルブランド〈VIER ANTWERP〉のアイテムは、世界中のごく限られたショップでしか手に入らないレアアイテムとして世界中のストリートヘッズから人気を博し、日本では東京・渋谷の『Need Supply Co.』にて限定展開中だが、今回『HYPEBEAST』はその『Need Supply Co.』にて開催されたポップアップに際して来日した『VIER』創設者2人のうちの1人、Bob Follens(ボブ・フォーレンス)をキャッチ。そのショップ/ブランドの背後にあるルーツやマインドセットについて話を聞いたので、まずはその彼の言葉を下からチェックしてみてほしい。

先日公開した『VIER』のBob FollensのStreetsnapsはこちらより。

– まずはスタートのことから。いつビジネスパートナーのGiancarlo Angeletti(ジャンカルロ・アンジェレッティ)と出会って、どのように『VIER』は生まれたの?

僕とGiancarloは昔とあるショップで一緒に働いていたんだ。それから彼は別のカンパニーでVMD(ビジュアル・マーチャンダイジング)の道に進んで、僕もVMDを担当するようになった。しばらくの間は仲の良い友人って関係だったんだけど、少し経ってから僕ら自身でショップをオープンさせることを考え始めたんだ。それが7年ぐらい前かな。それからことは順調に進んで、今から4ヶ月前に僕らはより大きなスペースに店舗を移したばかりさ。ブランドとしての〈VIER ANTWERP〉は本当に小さなストアブランドとして始まったんだけど、それがどんどん成長していった感じかな。僕らは特にしっかりブランドをやっていこうって意志よりも、なんか面白そうなことを始めてそれがどんな風になるか見てみようってぐらいのノリだったんだけどね。

– 『VIER』はハイエンドなブランドからコアなストリートブランドまで幅広いブランドセレクションが独特だと思うんだけど、スケートショップとして何か意識していることはある?

人々は『VIER』をスケートショップとして捉えることもあるけど、僕らは特にそうは思ってないんだ。僕らにとってはストリートブランドもハイエンドなデザイナーズブランドも両方が重要な存在。人々はそれらを組み合わせる着るからね。そして更に重要なのがそれらのバランス。どんなものでも歴史や情熱がその背後にあるってことが重要で、ブランドのミックスはそのキーポイントさ。僕らがショップに置くブランドを選ぶときは、ただ単にカッコいいだけっていう理由だけじゃなくて、僕らがそのブランドを信頼することが出来るか、そしてその背後にいるブランドを動かしている人たちまで見ているよ。

– 『VIER』は“Raf Simons(ラフ・シモンズ)のお気に入りショップ”として表現されることもあるけど、それについてはどう思う?

彼は何回も店舗を訪れてくれているんだ。彼を含む誰かに僕らがやっていることを評価されるのはとても光栄なことだね。

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– 『VIER』が拠点とするベルギー・アントワープは有名なファッションアカデミーがあることもあってファッションと関連が深い街とされているけど、何か街自体から影響を受けていることはある?

まずショップとしては、アントワープのあらゆるものからインスピレーションを常に受けている。人々はアントワープって言葉から洗練されたファッションの街っていう印象を持つかも知れないけど、僕らはそうではない一面もあの街にはあることも知っている。そういったある意味で負の側面とも言える部分も含めて『VIER』はアントワープからインスピレーションを受けているんだ。例えば僕らは以前、アントワープを拠点とするハードコアなフーリガン集団のAntwerp Casual Crew(ACC)とプロジェクトに取り組んだ。僕らは美しい面も汚い面にも目を向けるようにしている。アントワープは小さな街だから、きっと1日でたくさんのことを経験できる良い街だと思うよ。

– どのようにしてそのフーリガン集団ACCと繋がったの?

それは結構自然な流れかな。一緒に『VIER』をやってるGiancarloはACC同様、ロイヤル・アントワープFC(Royal Antwerp Football Club)の大ファンなんだ。現地のファンはロイヤル・アントワープFCのことを単に“アントワープ(Antwerp)”って呼ぶから、それで彼らは僕らが作るアパレルアイテムを好んで着るようになった。試合の日になればスタジアムは僕らのアパレルを来たACCメンバーたちを数多く見ることが出来るよ。コラボレーションについてはその流れで一緒に取り組むことになった、という経緯だね。

– アントワープを拠点とする有名なデザインスタジオ「Uber and Kosher」ともプロジェクトに取り組んでいたよね?

そうだね。僕らはMartijn VogelaersとDeborah Bloemen(Uber and Kosher主宰)が作るアートのファンなんだ。それに『VIER』にとっても、彼らは僕らがやっていることを評価してくれている大切な人々でもある。だからそのコラボレーションも自然な流れだったね。僕らが手がけるコラボプロジェクトのほとんどは実際にお店に足を運んでくれた人々と行われているよ。

– いま現在、何か取り組んでいるコラボプロジェクトはある?

僕らは今新たなことに挑戦していて、それは僕らにしてもすごく楽しみなことでもある。だが今はまだあまり多くは語れないな。随分と前からこのプロジェクトのために動いている、とだけ言っておくよ。

– 最後に何かメッセージを。
『Need Supply Co.』は2017年春に実現した〈VIER ANTWERP〉の日本上陸や今回のポップアップショップ開催まで、本当によく僕らをサポートしてくれて感謝しているよ。僕らは敢えてあまり多くのリテーラーを持たないように動いていて、それは一緒にビジネスをするからにはマインドセットをしっかり共有することがとても重要だと思っているから。僕らはこれからもリテーラーリストは小さいままで行くつもりだよ。

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Source: HYPE BEAST

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