HYPE BEAST
1996年9月、ヒップホップ東西抗争の末に凶弾に倒れた伝説のラッパー、2PacことTupac Shakur(トゥパック・シャクール)。その死から20年以上経ってなおシーンに影響を与え続けるカリスマだが、今回はそんな彼から元恋人で現在の歌手として活躍するMadonna(マドンナ)に向けて書かれた手紙がオークションに出品されることが確定した。1993年頃からデートする関係であったとされる2PacとMadonnaだが、この手紙は1995年1月15日の午前4時半、当時23歳で服役中であった2Pacが獄中からMadonnaに宛てたもの。その内容は、端的に言えば別れを告げるものであり、「世間のイメージ的に、黒人のラッパーとして活動する俺は、白人である君とこれ以上一緒にいることは出来ない」というもの。しかしその内容は決して2Pac側からの一方的な冷たいものではなく、手紙全体を通してMadonnaのことも気遣ったものとなっており、2Pacの人間らしさや誠実さを感じさせる内容となっている。また、この手紙は2017年夏にも彼女の写真や下着、ヘアブラシ等とともに一度出品されそうになったものの、その際はMad…