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連載「憧れの逸品」No.80 3%のキッチュをまぶしたルイ・ヴィトン。

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フィナム

3%──2019年春夏コレクションのリリースはそのキーワードを辞書風に解説する一風変わった趣向を凝らしていたが、一番に解説しているのが3%というワードで、メンズ アーティスティック・ディレクターのヴァージル・アブローはそれを “ひねりの厳密なパーセンテージ” と解説した。 ヴァージルは〈ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)〉の本丸であるバッグのデザインにあたってもこの “3%ルール” を適用した。ところが仕上がってみれば、“ひねり” はその何倍もの効果を上げていた。 “モノグラム・キャンバス” を使用したクラッチバッグにショルダーバッグ、あるいはヌメ革のバックパック。定番のマテリアル、モデルにあしらったのは、キッチュなチェーンやドット、そしてロゴ。ひょっとしたらヴァージルが実際に手を加えた部分は1%にも満たないかも知れないが、抑制が効いているだけにその存在が返ってくっきりと浮かび上がる。 上質なテーラードのスーツをスニーカーでハズす。そんなストリートの妙味をバッグひとつで表現することのできるユニークなコレクションだ。 POCHETTE A4 MONOGRAM MACASSAR …
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