格闘界に衝撃のニュースが舞い込んできた。日本の総合格闘技団体「RIZIN」は本日、12月31日(月)に『さいたまスーパーアリーナ』で行われる「RIZIN.14」の記者会見を開催。そこで、Floyd Mayweather(フロイド・メイウェザー)vs 那須川天心という超ビックカードが正式に発表された。
Mayweatherはプロでの戦績50戦50勝、史上初めて無敗のまま5階級制覇を達成したパウンド・フォー・パウンド最強のボクサーである。近年はスポットで現役に復帰し、“世紀の一戦”として同じくボクシング界のスーパースターであるManny Pacquiao(マニー・パッキャオ)や、「UFC」屈指の問題児として知られるConor McGregor(コナー・マクレガー)を退け、ペイ・パー・ビューでも圧巻の売上を叩き出してきた。一方の那須川天心もジュニア時代から“日本格闘界屈指のパウンド・フォー・パウンド”と称され、プロの舞台でデビューから32連勝とMayweather顔負けの記録を所持。キックボクシングの世界でも当時9連勝中のRISEバンタム級王者・村越優汰やムエタイ最高権威『ルンピニー・スタジアム』のスーパーフライ級王者Wanchalong PKSenchaigym(ワンチャローン・PKセンチャイジム)といった歴戦の猛者たちに黒星をプレゼントするのみならず、2連戦直訴という前代未聞の「RIZIN」デビューから堀口恭司との一戦まで、日本格闘界でインパクトのある勝負を披露し、20歳の若さにして“神童”の名を確固たるものにしている。
そんな無敗同士の一戦だが、ルールはボクシングでもなければMMAでもなく、両選手のスイートスポットを見つけた立ち技のみの特別ルールになる模様で、内容についてはこれからすり合わせを進めていくとのこと。しかし、体重的なものはMayweatherに限界があるため、同斤量での対戦は実現しそうにないのが現状だ。
天心は対戦発表直後のInstagram投稿で「僕にはボクサーには無いタイミングのパンチがあります。階級も違いますが、今の僕には関係ないです。世界で誰も成し得なかった初めてメイウェザーをKOします」と意気込みを表明。また、Mayweatherは会見で日本を「世界で最も好きな場所」と述べており、「参戦できることを大変嬉しく思います。素晴らしいエンターテインメントにしたいです」とファンの期待を煽っている。
日本のファンには願っても無い平成最後の異種格闘技戦。必ずどちらかに軍配が上がり、どちらかが初黒星を喫すこととなる。果たして、勝負の行く末はいかに。
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Floyd Mayweather vs. Tenshin Nasukawa. Dec. 31. Saitama Super Arena. Rules: TBD. pic.twitter.com/XzgTwBS0gY
— Ariel Helwani (@arielhelwani) November 5, 2018
Source: HYPE BEAST