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写真家・山谷佑介の過去・現在・未来を総ざらいした展示がスタート。必聴のトークショーも!

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フイナムで継続的に活動を追いかけている写真家、山谷佑介。つねにオルタナティブであろうとする山谷の活動は写真界のなかでも異端といえるでしょう。

この度、彼の著作のなかで、長らく絶版になっていた写真集『ground』(2014年 lemon books)と『RAMA LAMA DING DONG』(2015年 self published)が、「ギャラリー山谷」から再版されます。

そしてこのタイミングで『アトリエ山谷』展が開催されます。その名の通り、自宅2階にあるアトリエにある物たちが持ち込まれ展示されるという内容で、作家の過去・現在・未来が俯瞰できる、大局的な展示となっております。

会期中に行われる3つのトークイベントも必聴です。

以下、山谷自身の言葉となります。

こんにちは、山谷佑介です。
 写真を初めて早11年。最初の写真集「Tsugi no yoru e」から早5年。まだまだあまちゃんです。しかしまぁ短い間ではありますが、思えば色々ありました。出会っては別れを繰り返し、元来不義理な性格でして、被写体に対して熱い想いのキャッチボールで写真を撮ったこともございません。 続けてこられたのは、写真の持つ冷たさに居心地の良さを感じているのかもしれません。
 この度book obscuraのお店を借りて私のアトリエ、と言っても自宅の二階ですが、を少し再現してみることにしました。自分の旧作や新作、作品を作る過程の諸々、なんとなく気になって買った本や小物、コマーシャルの仕事写真のスクラップなどなど。それは私が通って来た過去ではありますが、同時にそこには未来の作品の種が転がっていることでしょう。おそらく。きっと。

Text_Ryo Komuta


アトリエ山谷
会期:10月18日(木)〜11月12日(月)
*火曜・水曜定休

トークイベント

第一夜「写真集の夜」10月27日(土) 18〜20時
ゲスト:松本知己(T&M Projects・出版社)、 山住貴志(イニュニック・印刷会社)

第二夜「写真屋さんと写真家の夜」11月2日 (金) 18〜20時
ゲスト:草野庸子(写真家)、 西村康(西村カメラ・写真屋)

第三夜「初期衝動の夜」11月10日(土) 18〜20時
ゲスト:小林孝行(flotsam books・本屋) 、笹倉和広(SHIBUYA WWW・ライブハウス店長)

定員:15名(要予約)
参加費:500円+ドリンク500円
※ドリンクについては飲み放題のお酒などをご用意いたします
『RAMA LAMA DING DONG』『ground』『Into the Light』を会期中ご購入の方は参加費500円が無料になります(ドリンク代のみお願いいたします)
申し込み:goo.gl/forms/4Y9OGIlykwycBHth1

山谷佑介
1985年新潟県生まれ。立正大学文学部哲学科卒業後、外苑スタジオに勤務。その後、移住した長崎で出会った東松照明や無名の写真家との交流を通して写真を学ぶ。近年の展示に「The doors」(2018年、ギャラリー山谷、京都)、「Into the Light」(2017年、BOOKMARC、東京)、「Lianzhou Foto 2016」(連州、中国)、「KYOTOGRAPHIE」(2015 年、無名舎、京都)、「Yusuke Yamatani: Recent Works」 (2015年、アリソン・ブラッドリー・プロジェクツ、ニューヨーク)、「東京国際写真祭」(2015 年) など。写真集・モノグラフに『Tsugi no yoru e(2nd ver.)』(ユカ・ツルノ・ギャラリー)、 『ground』(lemon books)、『RAMA LAMA DING DONG』(self published)、『Use Before』(a0)、『Into the Light』(T&M Projects)など。

Source: フィナム

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