上下両院が関連法案を可決、トルドー首相が2018年6月にその合法化を発表していたカナダのマリファナ(大麻)事情。その発表から約4ヶ月後の10月17日(現地時間)、ついに国内における嗜好品としての大麻所持/使用が合法化された。
主要7カ国(G7)の中で初、国家として娯楽目的のマリファナ使用を完全に合法とするのはウルグアイに次ぐ世界2カ国目となったカナダ。カナダ人の大麻使用率の高さは世界屈指とも言われており、今回のマリファナ解禁は決して軽んじたものではなく、若者が(これまで違法であった)マリファナを容易に入手できる社会状況や、それを資金源などにするギャングが蔓延する現状を打破する施策として、トルドー首相はマリファナ合法化及び、政府の管理のもとに規制する対象化を公約に掲げていた。
今回の合法化に伴い、カナダ政府は成人に政府から認可された生産者からの購入と最大30グラムまでのマリファナ所持および世帯あたり(一部地域を除く)4株までの栽培も認可。一方で未成年への販売や譲渡には最大14年の禁錮刑を科すともしており、未成年絡みのものを対象にした取締はもちろん厳しいものとなっている。
ここ数年で大きな変貌を見せ続ける世界のマリファナ事情。日本においてこの世界的な波がそのうち及ぶのか否かは不明だが、例え合法国家内であっても日本人がマリファナを所持することは無論違法行為なので、その点もお忘れなく。
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Source: HYPE BEAST