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ついに今週末! フジロックフェスティバル! 土日1日券、後2日券、3日通し券 残りわずか!

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Photo_Yasuyuki Kasagi

いよいよ今月末となった「FUJI ROCK FESTIVAL ’18」。今年は7月27日(金)〜29(日)に開催されます。

今回も「N.E.R.D」「ケンドリック・ラマー」「ボブ・ディラン」という、昨年にも増して強烈なヘッドライナーが軒を並べていますが、フジロックの魅力は、なんと言ってもメインとなるグリーンステージから小さなステージまで、とにかくさまざまな色を持つ大小の会場で、幅広いジャンルの音楽体験ができる懐の深さにあるのではないでしょうか。そして世界一クリーンなフェスであることも忘れてはならないポイントです。

[youtube https://www.youtube.com/watch?v=Qa_sqSC739g&w=840&h=595]

そして、フイナム編集部も、昨年に引き続き3日間参戦予定。早速、フイナム的に見たいアーティストをどーんとピックアップしてみました。まずはオールラインナップから。

サカナクション

今回は約6年ぶり2回目の出演となるサカナクション(27日18:50〜@GREEN STAGE)。日本のロック界を牽引し続ける彼らは、今年3月にはメジャーデビューから10年を経て初のベストアルバム『魚図鑑』をリリース。6年前、初出演でホワイトステージを超満員にし、記憶に残るパフォーマンスを見せた彼らが苗場に再び登場。否が応でも期待が高まります。

[youtube https://www.youtube.com/watch?v=8lx0vLTH_yg&w=840&h=595]

N.E.R.D

ファレル・ウィリアムスと、グラミー受賞歴もあるプロデューサー・ユニット“ザ・ネプチューンズ”のパートナーであるチャド・ヒューゴ、そして彼らの盟友シェイ・ヘイリー3人によるグループ、N.E.R.D(27日21:00〜@GREEN STAGE)。長らく活動が途絶えていた彼らですが、ファレルがヴォーカルで参加したダフト・パンクの「ゲット・ラッキー」や自身の曲「ハッピー」等で世界的大成功を収めたのは未だに記憶に新しいところ。また昨年、約7年ぶりに5枚目のアルバムをリリースし、ヒップホップをベースに様々なジャンルの音楽的要素を取り込んだ斬新なサウンド・スタイルに加え、リアーナやケンドリック・ラマー、エド・シーランら豪華で多彩なゲスト参加。ライブ当日、まさかのケンドリック・ラマーが参加&共演、なんて光景もなくはないかもしれません。

[youtube https://www.youtube.com/watch?v=L_u97PqWX6g&w=840&h=595]

ケンドリック・ラマー

ケンドリック・ラマー(28日21:00〜@GREEN STAGE)。彼がフジロックに参戦するのは、意外にも2013年以来、5年ぶり。さすがに5年前の彼のパフォーマンスが記憶に残っている人は少ないのではないでしょうか。アメリカで最も危険な地域と言われているコンプトンで生まれ育った彼が、全世界において大ブレイクを果たしたのが、3枚目のアルバム『To Pimp A Butterfly』。ジャズ、ファンク、ソウル、LAビートといったブラック・ミュージックの歴史を辿るようなサウンドトラックはもちろん、それ以上に世界、特にアメリカの人々の共感を得たのは、現在アメリカで起きている問題を的確に指したリリックと言っても過言ではありません。さらに進化を遂げた彼自身のソウル(魂の叫び)を肌で感じることのできるまたとない機会。楽しみで仕方ありません。

[youtube https://www.youtube.com/watch?v=Dlh-dzB2U4Y&w=840&h=595]

ボブ・ディラン

もはや説明不要のボブ・ディラン(29日18:50〜@GREEN STAGE)。1978年の伝説の初来日武道館公演から40年、日本での通算公演回数は100回を数えるディランの記念すべき101回目の公演、そしてノーベル文学賞受賞後初となる来日が、このフジロックです。ライブでしか味わえない演奏が、この夏の夜に、苗場の山奥で、たった一度だけ繰り広げられるわけです。ともすれば、間違いなく見逃すことのできない、特別で歴史的な一夜となることは間違いなさそうです。

[youtube https://www.youtube.com/watch?v=IwOfCgkyEj0&w=840&h=595]

アンダーソン・パーク

Dr.ドレーの復帰作『Compton』で、16曲中6曲もフィーチャーされるという異例の大抜擢により、瞬く間に現在の西海岸シーンにおける最大級の注目を集める存在となったアンダーソン・パーク(29日14:50〜@GREEN STAGE)。2016年9月に行われた初来日公演は、翌日行われた追加公演を含め即座にソールドアウト。フューチャリスティックでアーバンなソウル、ヒップホップ、ファンク、ジャズ、そしてダンスミュージックをシームレスに繋ぐ今の西海岸シーンを象徴する遅咲きのスーパースターのフジロック初参戦。一体どんなパフォーマンスを繰り広げるのか!!

[youtube https://www.youtube.com/watch?v=7PmUtmfTmbg&w=840&h=595]

マック・デマルコ

カナダ・モントリオール出身のシンガー・ソングライター、マック・デマルコ(27日20:00〜@RED MARQUEE)。昨年に新作『ディス・オールド・ドッグ』をリリースすると、同作を引っ提げ今年1月に3年ぶりとなる来日ツアーを開催。洗練された作品を生み出し続けながら、現在のインディー・ミュージックにおいてムードメイカーでもある彼のパフォーマンスは、きっと誰もが楽しめるアクトとして今年のフジロックを盛り上げてくれるはず。〈VANS〉のオーセンティック履いた軽いスタンスや、ユルくてチルな音楽とともに音をアーティスト自身で体現している雰囲気も含めてかっこいい。

[youtube https://www.youtube.com/watch?v=KtuA6Qylpyo&w=840&h=595]

レイ・バービー

音楽アーティストとしてはもちろん、伝説的なスケート・ビデオにも出演しているストリートで大きな影響力持つ現役プロスケーターのレイ・バービー(27日0:15〜@PYRAMID GARDEN)。2018年2月に、トーマス・キャンベル、ジョン・ハーンドン、トミー・ゲレロ、ジョッシュ・リッピらが参加した13年ぶりとなるセカンドアルバム『Tiara for Computer』をリリースし、現在、今回のフジロックへの出演も含む、大規模なジャパン・ツアーを敢行中。ちなみにツアーは、自身初のバンド編成で、7月20日の京都を皮切りに、大阪、金沢、新潟、神戸、東京の全6都市をまわります。ライブスタートはちょうど酔いが回って気持ちいい時間帯。できれば晴れた夜空の真下で聴きたいものです。

[youtube https://www.youtube.com/watch?v=P_F-RZESonU&w=840&h=595]

とまぁ、挙げたらキリがないのでこのへんで。

音楽趣味は十人十色ゆえ、参加者全員が満足するラインアップというのはなかなか難しいのかもしれませんが、多くの来場者が笑顔で会場を後にする例年の光景を思えば、結果として、10万人を超えるコアな音楽ファンが納得の充実感と感動を覚える魅力的なラインナップが、毎年しっかり実現されていることは容易に想像がつきます。また、早々にチケットが発売されラインナップが発表される前に売れていく様を見れば、万人のフジロックに対する信頼は厚いと言えるでしょう。

もはやジャンルの壁が取り払われたSNSの時代に、フジロックのスタイルを踏襲しながらも、さらに音楽的な幅を大きくして進化しなければならない、そんな気持ちが今回のラインナップに出ているような気がします。そして何より、今年は3日間晴れることを祈るばかり。参加されるみなさん、会場でお会いしましょう。

Text_Jun Nakada


FUJI ROCK FESTIVAL ’18
日程:7月27日(金)〜29日(日)
会場:新潟県湯沢町 苗場スキー場
料金:一般チケット 3日通し券 ¥43,000, 2日券 ¥36,000, 1日券 ¥19,000
駐車券:¥3,000
キャンプサイト券:¥3,000
www.fujirockfestival.com

Source: フィナム

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