着る人の個性を引き立てるシンプルかつモダンなアイテムを追求する実力派ドメスティックブランド〈tone(トーン)〉より、2018年秋冬コレクションにフォーカスした最新ルックブックが到着。
過去数シーズンにわたって度々カジュアルズ(サッカー好きな労働者階級の人々に根ざしたカルチャー)やフーリガンスタイルといったイギリスのユースカルチャーを掘り下げてきたデザイナーの前出卓久が手がける〈tone〉。2018年秋冬コレクションのデザインに着手する中で彼が出会ったのがJamie Hawkesworth(ジェイミー・ハークスワース)やJohn Bulmer(ジョン・バルマー)、Ken Grant(ケン・グラント)、Tom Wood(トム・ウッド)らといった写真家たちの作品集であった。そしてそれらの中に収められた写真には、フットボールユニフォームやトラックパンツを履きこなす若者、スウィングトップや仕立ての良さそうなコートを羽織った男性などといった、今のファッションシーンの流れにも通ずるスタイルに身を固めた人たちが登場。そこからインスピレーションを得たデザイナーの前手氏がそれらのスタイルの起源を辿った末に今季提案するのが、20世紀半ばの英国北部に住む労働者階級の人々から生まれた“North Style”だ。近年では実に様々なブランドがこの流れを受けたコレクションを制作しているが、〈tone〉のそれは決して表層的なものではなく、あくまでもそのルーツを捉えたデザインをワードローブに落とし込んだコレクションに仕上がっている。
まずはそのどこかレトロな空気感を含みながらも〈tone〉らしくクリーンかつモダンなデザインに仕上がった最新アイテムの数々を上のフォトギャラリーから確認してみてほしい。
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Source: HYPE BEAST