「日産」が4WDスポーツカー屈指の名作、GT-Rの50周年を記念して、同じく設立50周年を迎えたイタリアのデザイン会社「Italdesign(イタルデザイン)」をパートナーに招聘し、両社が初めて共同開発したプロトタイプ車“Nissan GT-R50 by Italdesign”を公開した。
「何の制約もなくGT-Rをつくったらどうなるだろう……」、そんな空想を現実にした本車両は、フロントにほぼ車両の幅いっぱいに広がる個性的なゴールドのインナーパネルを採用。また、ボンネット上にはパワーバルジが鎮座し、シャープなLEDヘッドライトがホイールアーチから冷却用のインテーク上端へ向け配されている。また、GT-Rを象徴する丸型テールライトは空洞を囲む細いリングのようなデザインで、トランクの中心とアウターパネルをつないでフロートしているかのような構成に。一方、インテリアはモダンで高性能な系譜を受け継ぎ、センターコンソール、インストパネル、ドアの内張りには2種類のカーボンファイバーを、シート素材には黒のアルカンターラと、同じく黒のイタリア製レザーを採用した。
こだわりはその外観と内観だけにとどまらない。Nissan GT-R50 by Italdesignではさらなるパフォーマンスを追求し、GT3での経験を活かして手作業で組み立てた最高出力720ps、最大トルク780 N・mを発生する3.8リッターV6 VR38DETTエンジンを搭載。さらに、パワートレインにも改良を加え、GT3車両用の大容量・大口径のツインターボチャージャーと大型インタークーラー、そして耐久性の高いクランクシャフト・ピストン・コネクティングロット・ベアリング、高流量ピストンオイルジェットと大容量燃料噴射装置など、全てにおいて最高級のパーツを取り入れた妥協なきクリエイティブな一台となっている。
日産の技術力とそしてイタリアのコーチビルディングを結集したNissan GT-R50 by Italdesignのデザインは、上のフォトギャラリーから。機能面での詳細が気になる方は、「日産」の公式サイトまでアクセスしてみてはいかがだろうか。
日本が誇る伝統の一台と言えば、「TOYOTA」が発表した日本の心を象るCenturyの新型についても是非チェックしてみてほしい。
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Source: HYPE BEAST