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世に出回ることのなかった1961年製の幻のオープンカー Plymouth Asimmetrica Concept

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ストリートが主流となった現代のファッションシーンにおいて、コラボレーションは日常茶飯事の出来事であるが、自動車業界においてメーカー同士が共同開発をすることは、技術面で互いに補完する必要がある場合を除き、滅多に話題になることはない。だが、1950〜60年代の「Chrysler(クライスラー)」と「Carrozzeria Ghia(カロッツェリア・ギア)」など、同産業内でもコラボレーションの名を冠した素晴らしいクリエイションが少なからず存在するのもまた事実である。恐らく、「RM Sotheby’s」が今年8月にモントレーで開催するオークションでは、そんな素晴らしいヴィンテージカーが出品されるのではないだろうか。

そのうちの一台が、そう、既述した「Chrysler」と「Carrozzeria Ghia」による1961年製のPlymouth Asimmetrica Roadsterである。両者は15年以上にわたり、ショーカー(展示用自動車)のプロデュースを行ってきた。ベースは「Chrysler」のメカニカル、ボディはイタリア北西部のチェリンにある「Ghia」、そしてデザインはカーデザイナーのVirgil Exner(ヴァージル・エクスナー)という配役で、だ。Asimmetricaという名前はそのデザインに由来し、エンジンのバルジと吸入口がフロントに、一部のショートフィンが後部に存在する。101馬力を発揮する2.8リッター直列6気筒エンジンを積んだ同車は、XNRのショーカーとして製造されたが、最終的にプロダクション化されることはなかった。

そんな知る人ぞ知る、そして歪な形状の中に色気を宿したPlymouth Asimmetrica Roadsterのデザインを是非、上のフォトギャラリーから堪能してみてはいかがだろうか。

1956年に製造されたMaserati A6G / 2000や、1971年製のFerrari Daytonaなど、『HYPEBEAST』が紹介してきたその他のヴィンテージカーもあわせてチェックしてみてほしい。

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Source: HYPE BEAST

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