〈Raf Simons(ラフ シモンズ)〉の2018年秋冬コレクションは、若者の薬物中毒を実話ベースのストーリーで展開する1981年公開の独映画『クリスチーネ・F ~麻薬と売春の日々~』を題材にしたものだった。ベルギーが産んだ天才は、本コレクションを通してドラッグ中毒へ対する警告のメッセージを発信するべく、一部のアパレルにあえて“LSD”や“XTC”といった過激な英字を施している。
その一方で、シーズンの目玉とも言える〈Eastpak(イーストパック)〉とのコラボコレクションを単体で切り取ると、中世のオートクチュールとアーバンサブカルチャーを着想元に、素材は60年代のトレンチコート生地を再現。新たなダブルネームの内、RS Classicは通常のバックパックシルエットにプリーツを加え、フロントにはフラップを斜めにポケットを配置。また、RS Femaleはマントのようなフラップからモードな印象が漂い、RS Organized Slingは縛ったベルトとフラップのボタン、そして側部にある小さな2連ポケットにより、クラシカルなフォルムが現代的かつモードに昇華されている。
〈Raf Simons〉x〈Eastpak〉の2018年秋冬コレクションは、8月1日(水)より随時取扱店舗にデリバリーされる予定。あわせて、ストリートとプリントもの一辺倒の現代シーンに待ったをかけた〈Raf Simons〉の最新ランウェイもチェックしてみてはいかがだろうか。
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Source: HYPE BEAST