今やデザイナーたちから恐れられていても不思議でない(?)元ネタの暴露Instagramアカウント@diet_pradaが、Kanye West(カニエ・ウェスト) に再びその矛先を向けた。
様々なデザインソースを暴く同アカウントは先月初めに、Kanyeが元〈Nike(ナイキ)〉のデザイナー、Tony Spackman(トニー・スパックマン)のスケッチを盗用していると非難。その後、Kanye本人がTwitterにて〈YEEZY(イージー)〉ブランドで雇ったメンバーによるSpackmanのスケッチ画の盗用を認め、同従業員を即刻解雇したと釈明している。
しかし今回、攻撃の手を緩めることを知らない@diet_pradaは、先日公開されたYEEZY 500 “Supermoon Yellow”のキャンペーンイメージが、2015年に発表された某アーティストの作品に酷似していると再び一刀両断。〈DONDA(ドンダ)〉のコラボレーターとして知られる写真家のEli Russell Linnetz(イーライ・ラッセル・リネッツ)によって撮影された本キャンペーンでは、同シューズを着用した双子のインフルエンサーユニット、Clermont Twins(クレモント・ツインズ)をはじめとする半裸の女性たちを含む様々な姿をフィーチャーしているが、そのポージングや構図などがニューヨークを拠点に活動するアーティスト、Rita Minissi(リタ・ミニッシ)が3年前に制作した写真作品をコピーしているのではないかと指摘。同アカウントによると、本作品のテーマはアイデンティティーの模索であり、私的なトラウマと向き合い、自身の肉体に再び結びつこうとする欲求からインスパイアされたものだという。その作品の背景や成り立ちを考えると、今回の盗用疑惑は実に皮肉なものということができるであろう。最後に同アカウントは Kanyeサイドの反応について「今回は自分の非を認めるのか?それともまた誰かに責任を押し付けるつもりかな?(笑)」と締め括り、あくまで好戦的なスタンスを崩さないようだ。
また、以前にKanyeは次のような興味深いツイートを残している。
「オリジナリティーが重要視され過ぎている。既存のアイデアを拝借してアップデートさせたって構わないんだ。偉大なアーティストは皆そうしている」
まずは、上から疑惑の比較写真をチェックしてみよう。
too much emphasis is put on originality. Feel free to take ideas and update them at your will all great artist take and update.
— KANYE WEST (@kanyewest) April 18, 2018
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Source: HYPE BEAST