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Beats by Dr. Dre が創業時のパートナーから1億ドル以上の未払いを巡り訴えられる

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Apple(アップル)」傘下の世界的オーディオブランド「Beats by Dr. Dre(ビーツ・バイ・ドクタードレ)」は今年で設立10周年を迎え、その勢いに陰りは見られないが、どうやら明るいニュースばかりとはいかないようだ。「Beats」の勢いに陰りをもたらしたのは、起業家のSteven Lamar(スティーブン・ラマー)。「Beats」共同創業者であるDr. DreJimmy Iovine(ジミー・アイオヴィン)及び「Beats Electronics(ビーツ・エレクトロニクス)」社を相手取り、未払いとなっている1億ドル(約110億円)以上のロイヤリティー支払いを求める訴訟を起こしたのである。

同氏は、2006年にラッパーやDJといったセレブリティーを広告塔に起用したハイエンドなヘッドフォンブランドのアイデアをDreとIovineに持ちかけた人物ともされている。2008年の「Beats」ブランドローンチ後まもなく彼らは決別しており、DreとIovineはLamarを契約違反で起訴。その際、同氏は当時のパートナー企業「Monster(モンスター)」社とその関連会社が販売するプロダクトの権利を放棄する代わりに、同ブランドのヘッドフォンの売上に対する4%のロイヤルティーを得ることで和解している。

そして本裁判の争点は、そのロイヤルティー支払いの対象となるのが、同ヘッドホンの初期モデルのみとなるのか、もしくはそれ以降に製造された同社の全てのプロダクトに及ぶのかという点。当初この訴えは棄却されたが、2016年9月にカリフォルニア州の上訴裁判所は、その契約内容が曖昧であるとし、この判決を覆した。Dreサイドは問題となっている契約が成立した時点で、次期モデルの生産を検討するほど「Beats」ブランドが成功を収めるとは誰もが予期していなかったとする一方、Lamarは初期段階から別モデルや同ヘッドフォンのシリーズ化をプレゼンテーションしていたと主張している。 現在、両者はロイヤルティー契約が最初の1プロダクトのみであったか否かの証拠集めに奔走している模様だ。

あわせて、「Beats by Dr. Dre」がブランド10周年を記念する“Made Defiant”キャンペーンの一環として公開した最新映像もチェック。

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Source: HYPE BEAST

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