「Google(グーグル)」が開催した開発者向け発表会「Google I/O」は、大方の予想をはるかに上回り、同社がゲームチェンジャーになることを示唆するほど豊作なものだった。CEOのSundar Pichai(サンダー・ピチャイ)は、新たに追加されたGoogle Assistantの6つの声の一人に、グラミー賞10冠に輝くシンガー・ソングライター、John Legend(ジョン・レジェンド)の起用を発表。また、Androidの新OS“Android P”はiPhone X級の滑らかな操作性の実現に成功し、ナビゲーションバーのボタンも“ホーム”だけに簡素化された。
しかし、最も会場が湧いた発表は、今回の目玉となったGoogle Assistantを次なる次元に押し上げるGoogle Duplexだ。Google Duplexは簡単に言うと、ユーザーの代わりにAIが電話をかけてくれるという機能。その声も機械的なものではなく、ディナー、美容室、病院の予約も「OK Google」の一声で全てAIが済ませてくれるのだ。
加えて、GmailにもAIが搭載され、予測変換機能が格段に向上。また、GoogleマップにはARナビ機能が追加されたため、初めて訪れた不慣れな場所でも行き先までの道のりを視界と同じ表示でリアルに案内してくれるはずだ。その他のアップデートで特筆すべきは、Wi-Fiのパスワードなど文字素材を撮影した際にそこに映るテキストデータをコピーできるGoogle Lensだろうか。
iPhoneからの乗り換えも真剣に検討したくなるほど、「Google I/O」は驚きに満ち溢れたものだった。果たして、「Google」が「Apple(アップル)」を“喰う”日はやってくるのだろうか。
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Source: HYPE BEAST