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adidas が生産の拠点を中国から東南アジアにシフトすることを公言

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2018 FIFA ワールドカップロシア」に向け熱を増す〈adidas(アディダス)〉が、先日行われた株主総会にて生産地域を中国からベトナムへとシフトすることを明言した。最高経営責任者(CEO)であるKasper Rorsted(カスパー・ローステッド)は、「アジア地域における〈adidas〉製品の約10%が偽物(コピー品)である可能性がある」という衝撃発言に続き、「2012年に生産量が31%しかなかったベトナムの工場は、2017年の時点で44%まで増加している。その一方、中国の工場は19%ほどにしか満たない」とコメント。中国産商品にかかる関税が大きな要因だと推測されていたものの、最後にKasperは「中国は貿易関税に関係なく、依然として重要な生産市場であることは間違いない。我々は輸入関税をこのまま受けることとなるが、競争相手(NikeやUnder Armourなど)も同様だ」と述べ、問題点が貿易関税ではないことを強調したとのこと。

iPhoneやスニーカーなど、最新アイテムのリークが問題視される中国だが、〈adidas〉もこの点を踏まえての決断なのかもしれない。今後はベトナムと中国の二本柱で生産していくことを公言した同社に対し、ライバルメーカーである〈Nike〉や〈Under Armour〉はどのような手を打つのだろうか、引き続き大手スポーツメーカーの動向に注目していこう。

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Source: HYPE BEAST

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