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- 1 ダーレク・リジャースの新刊『Hello, I Love You』で過去の恋人たちの幽霊を記録した英国の写真家ダーレク・リジャースが、『Wonderland』にその全てを語る
ダーレク・リジャースの新刊『Hello, I Love You』で過去の恋人たちの幽霊を記録した英国の写真家ダーレク・リジャースが、『Wonderland』にその全てを語る
スナッグ、スムーチ、キス。唇を重ね合わせる。縦にも横にもキスを交わす。お互いを抱きしめる。くちづけるか首元をなめる行為。そして、もちろん、甘えること。それを何と呼ぶかは問題ではなく、ダーレク・リジャースはそれを捉え、新しい写真集『Hello, I Love You』のページに貼り付けました。
ダーレク・リジャースは、スキンヘッドからメタルヘッド、パンクやヒッピーまで、空高いモヒカンや全身レザーのスタイルを身にまとう人々を撮影することで、英国のアンダーグラウンドサブカルチャーの長年の愛好家であり、ドキュメント作業を行ってきました。ソーホの名だたるナイトライフスポット、ブリッツ・クラブをはじめ、リジャースはカメラを持って狩りをしていました。自身を「地理の先生に似ている」と表現する見た目の中で。そして、どこにパーティーがあれば、人々がお互いにからみ合う姿が見られることでしょう。
『Hello, I Love You』の約100ページにわたる中で、クラブの床やハマースミス駅のベンチに座るカップルが、腕と舌を絡ませ、広がっています。70年代から90年代にかけての画像を使用しており、ロンドンのクラブシーンの全盛期に思いを馳せることができます。しかし、ある種の官能的なことは、時が経っても変わらないようです。
こんにちは!今日はどうでしたか?
こんにちは、今日はそれについて本当に考える時間がありませんでした。それは暗い質問です。後で戻ってきます。
それについては後で話しましょう。
では、新刊『Hello, I Love You』について話してください。このアイデアはどのように生まれたのですか?どれくらいの期間取り組んできましたか?
最初の画像は…考えさせてください…’78年からですので、それなりに長い時間が経ちます。1982年に「The Kiss」という展示を行い、その中のいくつかの画像が、写真家ギャラリーでのその展示に含まれていました。それなりに成功を収め、いくつかの場所で巡回しました。その時に本を作りたかったのですが、パブリッシャーが見つからなかったんです。パブリッシャーについて話したかどうかすら覚えていません。とにかく、それから40年間、お蔵入りになっていました。

数年前、実際にほぼ40年後になるタイミングで、パリとビバリーヒルズのイヴ・サンローランのリヴ・ドロイトスペースで、これらの画像を使用した小さな展示がありました。それは「The Lovers」と呼ばれていて、ロックダウンのピーク時だったため、あまりうまくいきませんでした。しかし、かなりスマートで素敵な小冊子が作られました。また、写真を使用したいくつかの衣装も作られました。それはかなりうまくいきました。そこで、これらの画像についてもっと考えるべきだと思いました。そのため、今年初めに、48ページの写真ジンを3冊作り、IDEA Booksを通じて完売しました。そこでIDEAから本を作ることを提案されました。
画像の選択プロセスはどうだったのですか?自分自身のアーカイブに戻る際に。
実際には、選択はそれほど難しくありませんでした。正直に言うと、この本にはどれくらいの写真が含まれているかは完全にはわかりません。おそらく100枚ほどです。確認する必要がありますが。しかし、ここ45年以上にわたり、キスや抱擁、イチャイチャをする人々の写真を撮影してきましたが、それほど多くはありません。この本には100枚のキスや抱擁、甘える人々の写真があれば、おそらく外側にはさらに50枚ほどあると思います。
彼らは実質的に自分を選んでくれたのです
ほとんどそうでした。私がいつもこれらのシチュエーションを見かけたら写真を撮ります。だって
