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ジェームズ・キャメロン監督、『アバター』シリーズの未来について語る
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興行収入がシリーズ存続のカギ
伝説的映画監督 ジェームズ・キャメロン(James Cameron)が、次回作『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』の興行結果がシリーズ存続の鍵を握っていることを明かした。ポッドキャスト番組『The Town with Matthew Belloni』に出演したキャメロンは、もし第3作が今後制作される予定である最終2作品の制作を保証できるほどの興行収入を生まなければ、長年にわたり構築してきた壮大なフランチャイズをそこで終える覚悟があると語った。
厳しい劇場市場と巨額制作費
監督は2025年の劇場市場の厳しさに触れ、ビッグタイトルが直面する商業的ハードルを率直に認めた。莫大な制作費について具体的な数字は避けつつも、成功ラインを示す形で「この映画の制作にはバカみたいな額の金がかかっている。つまり利益を出すにはその2倍を稼がなければならない」と冗談交じりにコメント。
利益がシリーズ継続の唯一の基準
キャメロン監督は楽観的な姿勢を見せつつも、シリーズ継続の唯一の基準は“利益が出るかどうか”だと強調。「また作るに値するほどの金を生み出すのか? そこが問題だ」と語り、未回収のストーリーラインを残したまま終える覚悟があるか問われると、「もちろん。もしこれで終わるなら、それはそれでクールだ」と断言。さらに「残った伏線は……本にするよ!」とも発言した。
他者にシリーズを託す可能性は否定
また、シリーズを他者に託す可能性については明確に否定。「自分が深く関わるレベルは譲れない。プロデュースはできるが、自分が近くで関わらない“他の誰かが作るアバター”という形はあり得ない」と、シリーズへの強いこだわりを示した。
『アバター』シリーズの展望
『アバター』第3作の後には、『アバター4』が2029年12月21日、『アバター5』が2031年12月19日に公開予定。2022年の『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』は23億ドルを記録し、初代『アバター』は全世界累計29億ドルで史上最高興行収入を保持している。最新作『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』は、サム・ワーシントン(Sam Worthington)、ゾーイ・サルダナ(ゾーイ・サルダナ)らが出演し、2025年12月19日(金)に劇場公開予定だ。
結論
ジェームズ・キャメロン監督の『アバター』シリーズに対する情熱と興行収入への注目が、シリーズの未来を左右する重要な要素となっていることが明らかとなった。ファンは今後の展開に期待が高まる一方、監督自身もシリーズの継続に向けて努力を続ける姿勢を示している。
よくある質問
Q: 『アバター』シリーズは他者によって続けられる可能性はあるのか?
A: ジェームズ・キャメロン監督は自らの強いこだわりから、他者によるシリーズ継続を否定しており、自らの関与を譲ることは考えていないと述べている。
