2026年冬春コレクションのエンダースキーマ
新コレクションの特徴
柏崎亮の手掛ける〈Hender Scheme(エンダースキーマ)〉の2026年冬春コレクションが公開となった。今季も伝統的な職人技とコンテンポラリーデザインを融合させる同ブランドが掲げるコンセプト “NEW CRAFT”をキーワードに、伝統的なクラフツマンシップによる技術や製法を用いたコンテンポラリーなアイデアを具現化。
シューズカテゴリー
2026年冬春コレクションのシューズカテゴリーでは、〈Hender Scheme〉らしい構造的アプローチをより鮮明にした新作が豊富に登場。折り返しのタン内部にミニパースを内蔵した新型 dress purseや、袋縫によるモカ構造のスリッポンで足を包み込むような柔らかな履き心地を実現したoval moca、アウトドアギア的要素とレザーシューズの佇まいが融合するpolar loaferなど、クラフトと工業的ディテールを横断する多様な表現が光る。また、継続モデルも進化を遂げている。ギャザー構造をあえて外側に露出させたdumple、「Vibram(ヴィブラム)」製のソール VIBRAM COMPONENTソールを採用し、接着剤や吊り込みを用いないサステナブルシューズ hammockなど、構造そのものをデザインにするというブランドの意匠を感じさせるラインアップとなった。さらに、自社工房によるhouse madeラインには、立体的なS字ソールを備えた新型サンダル arjahとorbitの2型が加わる。そしてmanual industrial productsシリーズからは、有機的な構造をレザーで再構築したmanual industrial products 34が登場。短冊状パーツが立体的に重なり合う唯一無二の造形で、同ラインならではの静かな存在感をまとった1足に仕上がっている。
バッグと小物カテゴリー
バッグや小物カテゴリでは、レザーの質感や構造的アプローチを基軸とした多彩な新作が揃う。レザーの裏側へメタリック加工とクラッキングを施したglossシリーズ(petal sac / woven sac / petit bag)は、軽さと存在感を両立する仕上がりに。さらに、複数のパーツを連結し使い方を拡張できるmoduleシリーズのトートバッグは、5WAY仕様へと進化し、現代的な都市生活に即した機能性を獲得した。他にも一枚革のようなミニマルな佇まいを実現したgrace square bag、高撥水素材とレザーディテールが融合したbracket bag、タックの造形をバッグへ置き換えた2tuck toteなど、日常使いと造形美が共存するラインアップも充実。また小物類では、PVCのファイルやジップケースをレザーで再構成した新シリーズ welderが登場。溶着技術を応用して縫いを使わず立体化するなど、既存の日用品の構造を別素材で再翻訳する〈Hender Scheme〉らしい視点が光る。ほかにも、蛍光色とラッカー仕上げが目を引くHighlightシリーズ、MagSafe対応のステアハイド製スマホアクセサリー、巻き取り式リールを品良く仕上げたfrostシリーズなど、多岐にわたる新作が展開されている。
