1930年代後期から1940年代にかけて、メキシコ系アメリカ人によって生み出されたファッションカルチャー、パチューコ。ルーズなスーツや羽根つきのハット、パンツから長いチェーンを垂らした奇抜なスタイルはストリートから一目置かれる存在でした。
そんな前衛的なスタイルをベースに、ラグジュアリー要素を加えたプロダクトを展開する〈ウィリー チャバリア(WILLY CHAVARRIA)〉の2018年春夏コレクションが公開されました。
今シーズンのテーマは“クルージング”。カリフォルニアのローライダーカルチャーと80年代のニューヨークに存在したクラシックなSMレザー・バーという決して交わる事の無い2つのカルチャーを巧みにブレンド。
リラックスなシルエットを取り入れたドロップショルダーのニットアイテムや定番のワイドパンツ、上品なレザーアイテムがラインナップ。
さらにデザイナーと幼少時から親交の深い、現代アーティストのブライアン・カルバンとのコラボレートも見どころ。二人が育った場所やバックグラウンドから得た言葉やアートをグラフィックにおこして、ホワイトデニムを使用したアイテムに落とし込んでいます。
ストリートとラグジュアリーという二つの要素を独自に解釈した比類なきコレクション。ぜひ、その世界観に触れてみてはいかがでしょうか。
Text_Ryotaro Miyazaki
ジェットン ショールーム
電話番号:03-6804-1970
Source: フィナム