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アップルとデザイン・マイアミ、新進デザイナー支援イニシアチブ開始

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AppleとDesign Miamiが次世代デザイナーを支援

プロジェクトの概要

「Apple(アップル)」とデザイン・フェア Design Miamiがタッグを組み、次世代を担うデザイナー4組を称える新プロジェクトを始動した。

受賞者

2025年10月22日(水)から開催中の「Design Miami.Paris」のエキシビションで本プロジェクトに参加する受賞者4組が明らかになった。上海のアトリエ・ドゥイ・ハン(Atelier Duyi Han)、サンタ・バーバラからはジョリー・ンゴ(Jolie Ngo)、パリからはマリー&アレクサンドル(Marie & Alexandre)、そしてロンドンからはマルコ・カンパルド(Marco Campardo)が選出された。

選考プロセス

選考は、「Apple」のデザインスタジオを率いる、ヒューマンインターフェイス・デザイン担当VPのアラン・ダイ(Alan Dye)とインダストリアル・デザイン担当VPのモリー・アンダーソン(Molly Anderson)に加え、アリック・チェン(Aric Chen)、フェイ・トゥーグッド(Faye Toogood)、エルヴェ・ルモワーヌ(Hervé Lemoine)、ジェン・ロバーツ(Jen Roberts)、リーヌ・コーエン=ソラル(Lyne Cohen-Solal)、マチュー・ルアヌール(Mathieu Lehanneur)、サビーネ・マルセリス(Sabine Marcelis)、サミュエル・ロス(Samuel Ross)、ロドマン・プリマック(Rodman Primack)が担当した。

iPadを核としたプロジェクト

iPadを核に、テクノロジーがクリエイティブプロセスにいかにシームレスに溶け込み新たなイノベーションを後押しするかを可視化する本プロジェクト。趣旨に沿って各受賞者は新作または代表作を披露し、リサーチの初期段階から最終的な制作に至るまでのiPadの役割も示している。

受賞者と作品紹介

マリー&アレクサンドル

パリ拠点のデュオ マリー&アレクサンドルは、ル・コルビュジエ(Le Corbusier)の集合住宅 ユニテ・ダビタシオン(Unité d’Habitation)でのレジデンシーで生まれた、積み重ねや変形が可能なモジュラーの熱成形ガラスオブジェクトシリーズ“CR Boxes System”を発表。iPad ProとApple Pencil Proを用い、プロトタイプの写真に直感的に描き込み、注釈を加え、コラージュするワークフローを採用している。

マルコ・カンパルド

一方、マルコ・カンパルドは“Jello”シリーズの拡張として、バター包装の繊細なテクスチャーに着想を得たコーヒーテーブルを初披露。iPad ProとApple Pencil Proでデジタルに造形し、テクニカルなモデリングに入る前にボリュームを検証したそう。

ジョリー・ンゴ

ジョリー・ンゴは、ベトナムのシルクランタンをクレイの3Dプリントで再解釈した“Lantern Vessel in Between Worlds”などを通じて、クラフトと先端テクノロジーの交差点を探る試みを披露。制作では、iPadで素早くスケッチし彫塑し、シュールで非対称なフォルムを練り上げてから、MacBook Proで精緻化していった。

ドゥイ・ハン

最後に、ドゥイ・ハンは、解剖学のダイアグラムやオカルトの写本、AI生成のフレーズを掛け合わせ、心理的示唆を誘発する二層構造のミラー“Noetrigram v0.9”を披露。彼にとってiPadは「コンセプトからプロダクションをつなぐ、クリエイティブのワークフローに不可欠な存在」だという。

結論

Design Miami.Parisの展示は、新進デザイナーたちがiPadを活用してどのように創作プロセスを推進しているかを示す興味深いイベントであった。

よくある質問

Q: このイベントはどこで開催されましたか?
A: 2025年10月22日から26日まで、Design Miami.Parisで開催されました。

Q: iPad以外のデバイスは使用されましたか?
A: 作品制作には、iPadとMacBook Proが主に使用されました。

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