今年の春にスタートした〈adidas Originals(アディダス オリジナルス)〉のグローバルキャンペーン “The Original” は、SUPERSTAR(スーパースター)とFIREBIRD(ファイヤーバード)に焦点を当てたプロジェクトです。7月25日にはadidas Originals Flagship Store Harajukuでのローンチイベントを皮切りに、「SUMMER SONIC 2025」では特設ブース「THE ORIGINALS LOUNGE」が展開され、音楽とストリートカルチャーを融合させる架け橋として注目されています。
前回のRIP SLYMEに続く第2弾ゲストとして、ラッパーMFSが登場しました。彼女はadidas Originals Flagship Storeでのローンチイベント、8月15日の「SONIC MANIA」、16日の大阪公演と続いた「SUMMER SONIC 2025」でのパフォーマンス、そしてキャンペーンビジュアルでのモデル起用などで、〈adidas Originals〉との強いシナジーを示しています。
インタビューでは、MFSが音楽に触れた原点からラッパーとしての道を歩み始めた経緯、独自のスタイルの形成プロセスなど、“Original” について深く語っています。
フェスとローンチイベントで見せた熱狂の現場
Hypebeast:「SUMMER SONIC 2025」でのパフォーマンス、SONIC MANIAや大阪公演に出演した際、ステージに立ってみてどうでしたか?
MFS(以下、M):最初は正直不安もありましたが、ステージが始まるとその気持ちは吹き飛びました。友達も含めてみんなが一緒に踊ってくれて、想像以上に熱い空間になりました。
Photo credit:©SUMMER SONIC All Copyrights Reserved.
Hypebeast:大きなステージでのパフォーマンスとはどう感じましたか?
M:クラブとは異なりオーディエンスとの距離が遠いため、自分のエネルギーも大きく感じました。新しいバイブスを楽しめて、非常に楽しかったです。
Hypebeast:adidas Originals Flagship Storeでのライブはどうでしたか?
M:フリーイベントで不安もありましたが、フロアが盛り上がり、良い雰囲気でした。
M:2021年にリリースされた楽曲『Beyond The Lines』の制作が初めてのadidasとの仕事で、その後もファッション関連の仕事が増えていき、感謝しています。
M:特定の人物ではなく、1980年代のヒップホップカルチャーを記録した写真集『Back in the Days』に登場するスタイリッシュな人々に強く影響を受けました。
ブラックミュージックを原点に育まれた多層的な音楽性
M:音楽は幼少期から家でのR&Bやソウル、ヒップホップの流れで育まれ、特定の時点で音楽が好きだと認識したわけではありません。
M:幼少期からブラックミュージックに触れ、その後さまざまな音楽に興味を持ち、自身の音楽性を豊かにしてきました。
M:ラップを始めて6年目で、元々はラッパーになるつもりはなかった。大阪のヒップホップクルー ザ・ジョインツに誘われ、そこから音楽活動がスタートしました。
M:音楽に興味を持ち、さまざまなジャンルに触れる中で自身のスタイルを形成してきました。
M:個々のアーティストから影響を受けることはあるが、他者の真似ではなく自身のスタイルを貫くことが重要だと語っています。
等身大のスタイルで築くファッションとオリジナル
M:自身のライフスタイルに合ったブランドやレーベルのアイテムを選ぶことが多い。新しいブランドに挑戦するより既存の信頼できるスタイリストと相談し、ファッションを楽しんでいます。
M:ステージでの衣装とプライベートのスタイルはほとんど変わらず、自身のキャラクターを大切にしています。
M:自分のありのままを受け入れる、自分を疑わない、自分に挑み続けるというキーワードが、MFSが考える“Original”を表しています。