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ファッション長者番付の頂点に君臨する“あの人”が所有する Peugeot 205 GTI

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社長や政治家、世界的な著名人のクルマといえば、高級リムジンやSUVなどを想像し、今の時代に205 GTIを思い浮かべる人など存在しないだろう。だが、「Peugeot(プジョー)」が1983年から15年にわたり生産した同車は、テレビドラマや雑誌などにも数多く登場し、当時日本では無名だった「Peugeot」の名を世に浸透させた一台であり、WRCやダカール・ラリーでも活躍。また、自動車業界の知識人たちが参加した2016年の「パフォーマンスカー・ショー」では“ベスト・ホットハッチ”に選出され、今なおその人気が色褪せることはない。

上のフォトギャラリーにある205 GTIは、数多くのラグジュアリーブランドを傘下に置く「LVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)」の最高経営責任者(CEO)Bernard Arnault(ベルナール・アルノー)が1990年に購入した一台。このクルマは、Arnault氏がお抱えの運転手なしで日常的に乗る四輪車として購入したものながら、オフロード走行にも耐えうるレベル2の外装を持つオーダー車両なのである。カスタムした箇所は分厚く座り心地のよいシートやメタルフレームに止まらず、サスペンションとブレーキの耐久性は通常の875kgから1,400kgにまで強化。その他にも革張りを施したキャビン、優秀なエアーコンディショナー、そして強力なステアリングと、随所に世界第4位の大富豪らしいこだわりが反映されている。

Arnault氏は乗らなくなった後でも、深い愛着から205 GTIを自身のコレクションとして今日まで所有し続けてきた。だが、その特別な一台がこの度『Art & Revs in Luxemburg』に出品されることに。14,700kmと走行距離も少なく、状態も良好のようなので、気になる方はこちらから詳細をチェックしてみてはいかがだろうか。

カタールの王族が所有していた1995年製のFerrari 456 GTや、男のロマンそのものと言える「Lincoln(リンカーン)」の1964年製オープン式コンチネンタルなど、『HYPEBEAST』が紹介するその他のヴィンテージカーもお見逃しなく。

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Source: HYPE BEAST

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