ベルニス・ムレンガ、リーチしてください

12枚のイメージ

ロンドンを拠点とする写真家、ベルニス・ムレンガの言葉によると、「撮られることは愛されることである」。写真の複雑で時に不気味な歴史を見れば、この格言は妥当ではないかもしれません。それでも、これはムレンガの実践をシームレスに包み込み、人種差別的な写真の伝統を拒否し、コミュニティ、血縁関係、そして愛を優先するものです。ロンドンのオート・イタリアでの最新ショー、リーチしてくださいは、彼らの写真の精神をこうして展示しています。このショーは、彼らの継続中のシリーズである#friendsonfilmを丹念にキュレーションしたものです。このシリーズは、10周年を祝い、黒いクィアの生活、ダンスフロア、ストリートパーティー、クィアクラブナイト、喜びの空間、そしてそのシーンを構成する友人、家族、そして馴染みの異邦人に光を当てています。

オート・イタリアでの私たちの会話で、ムレンガは、コミュニティにおける自分の役割を村の史官になぞらえ、祝福される瞬間や日常の些事を写真を通じてアーカイブしていることを説明しています。「そうした人々がいないと、ものが忘れ去られ、失われてしまいます。何かが無視されがちなものが注目に値すると判断する一人が、愛する人々のために記憶を保存するために必要です。ロンドンの黒いクィアコミュニティ向けにこの仕事をしていて、注意を払っている数少ない人の一人であることは嬉しいです」と説明しています。