古着業界は個性やファッションへの情熱を活かしながら働ける場として人気がありますが、新卒採用を行っている企業はまだ多くありません。
その中で、下北沢で古着屋「ALASKA」「DYLAN」「JARMUSCH」を運営するbright young things株式会社は、従業員数30名ほどの小規模な体制ながら、約10年前から新卒採用を継続しています。
今回は、店舗マネージャーの眞舩啓伍さんに、新卒採用を始めた背景や選考の視点、働く環境について話を伺いました。
10年前から新卒採用を開始。25卒は5名を採用
ー25卒の採用実績はいかがでしたか?
25年卒では5名を採用しました。26年卒については、すでに3名の内定者がいます。採用数の上限は決めていないため、今後も新卒採用やアルバイト採用を柔軟に進めていく予定です。
ー古着屋ではアルバイト採用が主流かと思いますが、新卒採用を始めたきっかけについて教えてください。
bright young thingsでは、約10年前から新卒採用を行っています。きっかけは、服飾専門学校出身のスタッフがお世話になった先生とのご縁でした。そこから継続的に新卒採用を行っています。
ー在学中にアルバイトとしてスタートし、卒業後、能力や適正をみて契約社員・正社員に昇格するとお聞きしました。昇格の基準は?
明確な基準は設けていません。スキルの高さよりも、遅刻をしない、仕事に真摯に向き合っているといった、日々の姿勢や信頼感を大切にしています。本人の意向や店舗マネージャーとの面談を通じて、総合的に判断しています。
ー契約社員から正社員へ。その後のキャリアパスについて教えてください。
まずは店舗スタッフとして経験を積み、店長(ストア マネージャー)へとステップアップします。その後のキャリアは希望によってさまざまです。各店舗を統括するゼネラル マネージャーや、オフィスでの管理業務を担うオフィス マネージャー、倉庫業務や古着の仕入れに関わる職種など、多様な道が開かれています。

ー新卒採用で特に見ているポイントはありますか?
先ほどもお話ししたように、基本的な挨拶や礼儀、相手への思いやりがきちんとできているかどうかを重視しています。これは新卒採用に限らず、全ての採用において大切にしている姿勢です。
その他は、自分の考えや価値観をしっかりと伝えられる人は魅力的に映ります。また、新しい体験を楽しめる好奇心旺盛な方も歓迎です。日々の出来事をポジティブに捉えられる人は、現場でも自然といい影響を与えてくれています。
ー実際に店頭で活躍している人には、どんな共通点がありますか?
来店されたお客様に、純粋に