2018年の2月にスタートしたばかりの〈メイクセンスラボラトリー(Make Sense Laboratory)〉は、ボトムスのみを扱うブランド。春夏、秋冬といった通俗的なシーズンごとのコレクションに縛られることなく、3ヶ月に1度のペースで新作を発表し続けることを目標に掲げています。そして最大の特徴は、実店舗を持たないECサイトのみのショップ展開です。なぜ、メンズファッションにおいて認識と実際のサイズやシルエット感が、もっとも異なりやすいパンツのみをインターネットで販売するのか。その服を着た自分の姿が見えないと、買いの一歩を踏み出しにくいこのカテゴリを試着なしで勝負するには、確固たる理由がありました。今はまだその準備段階に過ぎませんが、ものづくりへのこだわりを追求し、新しい接客の価値観を作り上げたいと願う「トリプルアーチワークス」の代表、鈴木さんのヴィジョンを覗いてみました。
- Text_Masayuki Ozawa
Source: フィナム