1 エルメス：デザイナーとアーティストのコラボレーション

エルメス：デザイナーとアーティストのコラボレーション

エルメスの窓ディスプレイ

ラグジュアリーと職人技がDNAに織り込まれたファッションハウスでは、彼らが触れるすべてが金に変わるような感じがします。エルメスにとって、これは店舗にも及び、その有名な窓のデザインにまで広がります。真正面から芸術的なコラボレーションをプラットフォームとして活用し、デザインはハイストリートの伝説の域に達しています。70年代から2013年までフォーブール・サントノレ店のエルメスの窓装飾を担当していたチュニジアのデザイナーで装飾家のレイラ・メンチャリがクラフトを革新した後、その後、エルメスとコラボレーションするために招かれたアーティストには、ジョナサン・バルドックやアンナ・バーンズが含まれます。そして今日、そのバトンはケイティ・スコットに渡され、彼女の活気あふれる作品であるDrawn to Natureが、8月27日までエルメスのスローン・ストリート店の窓で展示されています。

ケイティ・スコットのデザイン

「それは素晴らしかったです」とスコットは、エルメスの窓に自らの作品を適用するプロセスを見つけたと語ります。「私は3Dで何かを作業したことがありませんでした。」これはスコットにとって初めてのラグジュアリーハウスとのコラボレーションではなく、彼女の植物や動物のデザインは以前にシルクやホームウェアのプリントに使用されていました。「過去にエルメスと一緒に仕事をしたとき、イラストは物理的なオブジェクトに適用されますが、それは常に二次元的な意味でした。だから、私にとっては3次元で考えることが挑戦でした。」

デザインのインスピレーション

リアルで幻想的な花々に触発され、スコットのデザインには、パステル色の翼でシーンを飛び回るふわふわの虫や、羽根を広げたコバルト色の鳥など、アニメーションされた生物も統合されています。アリスのワンダーランドでも違和感のない風景を響かせ、1つの窓には巨大な植物図鑑のページから現れる広がる花が描かれています。それは魅力的な幻想と創造性にインスピレーションを受ける子供のようなものです。「私は花の画像の素晴らしいアーカイブを持っているので、テーマが花であることが分かったら、私は非常に準備ができていました」とスコットは語ります。「花はアーティストとしての最高のインスピレーション源です。なぜなら、たくさんあるからです。花のプールが枯渇することはありません。特にそれに少しの架空とファンタジーのひねりを加えると、それらをハイブリッド化し始め、文字通りでないのでさらに多くの花を作ることができます。」

エルメスの職人技

エルメスの職人技は、いつものように見事です。ディスプレイの中のすべての花びら、すべての羽、すべての葉は紙だけで作られています。スコットにとって、彼女の作品が取るさまざまな形がエルメスとの仕事をする上で楽しいところです。「シルクで作業を始めて、それから誰かがシルクの上であなたの作品を見て、突然、クッションのデザインをしているのを見ることができるという事実です。」と彼女は続けます。「あなたは動き回ることができる[エルメスとは]、一つのことだけをずっとやっているのとは対照的です。」想像力と職人技が融合した見事な例、Drawn to Natureは今すぐエルメス、1 Cadogan Placeで見ることができます。