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未曾有の古着ブーム:ヴィンテージの魅力
未曾有の古着ブームが続く中、ヴィンテージの価値は高騰し、数千万円の価格が付くことも。一部のマニアやお金持ちだけが楽しめるかと思われる声も聞かれますが、実際には価格が高騰し切っていない隠れた名品も存在します。
エルメス(HERMÈS)のオスモズ編
VCM inc.代表取締役、VCM(Vintage Collection Mall)代表
十倍直昭
2008年にセレクトヴィンテージショップ「グリモワール(Grimoire)」をオープンしたのち、2021年にはヴィンテージ総合プラットフォーム VCM(@vcm_vintagecollectionmall)を立ち上げ、日本最大級のヴィンテージの祭典「VCM VINTAGE MARKET」を主催している。また、渋谷パルコにて、マーケット型ショップの「VCM MARKET BOOTH」やアポイントメント制ショップ「VCM COLLECTION STORE」、イベントスペース「VCM GALLEY」を運営。2023年10月には初の書籍「Vintage Collectables by VCM」を刊行するなど、”価値あるヴィンテージを後世に残していく”ことをコンセプトに、ヴィンテージを軸とした様々な分野で活動し、ヴィンテージショップとファンを繋げる場の提供や情報発信を行っている。
ピエール・アルディがデザイン、“シェーヌダンクル”を彷彿とさせる名作
エルメスのジュエリー、オスモズは2000年代に登場しました。デザインは、マルタン・マルジェラがウィメンズプレタポルテのデザイナーを務めていた「マルジェラ期」に制作されたものと思われます。ピエール・アルディが手掛けたこのデザインは、エルメスの頭文字「H」をイメージした造形で、男性から特に支持を受けています。シェーヌダンクルのコマを丸めたようなデザインは、トップクラスの人気を誇るエルメスジュエリーの一つです。
オスモズリングには大きいサイズのGMと小さいサイズのPMがあります。男性はGMを人差し指や中指に、女性はPMを好む傾向があります。オスモズは主にイタリア製であり、一部のフランス製アイテムも存在します。
ゴールドのオスモズとバングル
ゴールドのオスモズは非常に希少で、裏側がくり抜かれているのが特徴です。イエローゴールドの他に、ピンクゴールドのアイテムもあります。バングルは現在廃盤となっており、希少性が高まっています。
エルメスジュエリーの大定番、オスモズを入門編として
ヴィンテージアイテムの価値を判断する際には、「希少性」が重要です。エルメスのジュエリーで希少性が高いモデルとしてグレンデシャンが挙げられますが、オスモズは比較的多く出回っているモデルです。入門編としてオスモズをおすすめします。
結論
エルメスのオスモズは希少性が高いジュエリーであり、入門編として手に入れやすい価格帯に位置しています。ヴィンテージアイテムの魅力を存分に楽しむために、オスモズの魅力に触れてみてはいかがでしょうか。
よくある質問
Q: オスモズの価格帯はどのくらいですか?
A: バングルは40〜60万円、リングはGMで20万円台、